競馬のちょっとしたお話
その16〜その20
その16
調教時の服装などについて
調教の服・・・特に制約はない、最近では所属厩舎でそろえたものを着用することが多くなっている。
例えば、田原厩舎・・・「黒の軍団チームタバラ」と言われているように、黒のジャンパーなどを着用。
調教の帽色・・・中央競馬の場合、調教の際に乗り役がかぶる帽子の色が、乗る人の資格によって分けられている。
調教師は黒、騎手は水色、調教助手は黒色に白線が1本入り、調教厩務員は橙、
1年目の見習騎手は黄色、騎手候補生は赤、騎手課程の生徒は赤と白の染め分け・・・という具合。
また、交流競走で地方騎手が調教をつける場合には青と黄色の染め分け、
乗り役が馬場保全委員に選出されている場合には白色と決まっている。
調教用ゼッケン・・・調教で用いるゼッケンの番号は、各馬に割り当てられているもので、その馬の背番号といえる。
また、春期・夏期は3歳、4歳、5歳以上で、秋期には3歳と4歳以上の区別でゼッケンの色が違う。
汗取り・・・鞍の下に毛布をかけて、追い切りや運動をさせること。馬の発汗作用をうながし、馬体をしぼりこむ意図がある。
引き返し・・・馬が走るときに首を上げすぎないよう、首の動きを制限して、首を低くさせるための矯正具で、手綱から
胸を通って腹帯につなぐ革ヒモ。首が高いと走りにスピードが出ないため、フォーム矯正の意図で用いられる。
レースでの使用は禁止されているので、調教でのみ見られる馬具。
その17
勝負服
レースに騎乗する際に着る上着。中央競馬では、馬主が独自のデザインで勝負服をつくり、調教師が管理して
騎乗する騎手に貸し出す。一方、地方競馬では、騎手が自分のユニフォームとして用意する。
色と模様・・・勝負服に使用できるのは、赤、桃、黄、緑、青、水、紫、薄紫、茶、えび茶、ねずみ、黒、白の13色。
模様の基本的な形は、たすき、山形、星散らしなど14種類。
有名馬主の勝負服
(株)友駿ホースクラブ
(シチー) |
青、白三本輪、 赤袖白三本輪 |
細川 益男氏
(マチカネ) |
赤、青二本輪、 青袖赤二本輪 |
(株)ラッキーフィールド
(エア) |
黄、青一本輪、 青袖 |
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松岡 留枝氏
(インター・キョウエイ) |
青、白三本輪、 桃袖白三本輪 |
山路 秀則氏
(ナリタ・オースミ) |
桃、紫山形 |
(株)さくらコマース
(サクラ) |
桃、白一本輪、 桃袖 |
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(有)社台レースホース
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黄、黒縦縞、 袖青一本輪 |
(有)メジロ牧場
(メジロ) |
白、緑一本輪、 緑縦縞 |
(有)シルク
(シルク、シルキー) |
水色、赤玉散、 袖赤一本輪 |
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吉田 和子氏
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黄、黒縦縞、 赤袖黄一本輪 |
メジロ商事(株)
(メジロ) |
白、緑一本輪、 緑袖 |
安田 修氏
(シンコウ) |
黒 |
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吉田 照哉氏
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黄、黒縦縞、 袖赤一本輪 ↓ 黄、黒縦縞、赤袖 |
平井 豊光氏
(エイシン) |
赤、黒縦縞、黒袖 |
シンボリ牧場
(シンボリ、スイート) |
緑、白襷、 袖赤一本輪 |
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吉田 勝己氏
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黄、赤縦縞、黒袖 |
小田切 有一氏
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緑、白玉霰、 白袖赤二本輪 |
(株)サラブレットクラブ・ラフィアン
(マイネル、マイネ) |
赤、 緑袖赤一本輪 |
その18
中央競馬のお金の流れ
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払戻金・・・日本中央競馬会は、勝馬投票の的中者に対し、当該競争に対する勝馬投票券の売上金の
約75%(約25%は運営費や国庫納付金など)の額を各勝馬投票券的中者に払戻金として交付する。
国庫納付金・・・JRAは、馬券の売上から控除された約25%のうち、10%を国庫に納付している。これを第1国庫納付金という。
残りの15%を中央競馬の運営に充てているが、この中から、さらに剰余金が出た場合には、
さらにその2分の1が国庫に納付される。これが、第2国庫納付金である。
日本中央競馬会法では、この納付金の4分の3相当額を畜産振興事業に、
また4分の1相当額を社会福祉事業の充実に充当することを義務づけている。
社会福祉事業・・・中央競馬の収益については、日本中央競馬会法によって、国庫納付金のおおむね1/4に相当する金額を
社会福祉事業の振興のために必要な経費に充てなければならないと規定されているように、
社会福祉の増進に役立てられています。さらに、昭和44年には馬主協会の発意により、
競馬サークルとしても社会的役割を果たすといった観点から、財団法人中央競馬馬主社会福祉財団が設立され、
馬主に交付される競馬賞金の一部を財源とした全国的規模の社会福祉事業への助成が行われています。
財団が行う助成は、各都道府県や市の民生・福祉所管部、社会福祉協議会、共同募金会等で構成される
推薦委員会等の慎重な協議を経て実施されており、全国の社会福祉関係者から高い評価を得ています。
JRAでは、こうした事業を通じて、中央競馬に対する社会的認識、理解が深められていくものと考えています。
畜産振興事業・・・畜産経営技術高度化促進事業、肉用牛品質向上対策事業、畜産経営簡易診断指導事業、畜産環境整備事業、
酪農ヘルパー事業、地域肉用牛肥育経営安定対策事業、畜産振興対策事業、地方競馬振興事業、地区畜産振興事業、
団体協力・畜政活動、情報活動など多くの畜産事業に役立てられています。
その19
地方交流戦
交流競走・・・所属に関わらない競走馬や騎手の対戦が実現することでファンの人気も高く、従来から積極的に推進されてきました。
交流重賞競走は、『交流元年』と言われる1995(平成7)年以降、飛躍的にその数を増し、今ではダートの全日本チャンピオンを
選定する競走体系として、我が国の競馬、生産において重要な位置づけがされています。
交流競走により競馬は新しい時代を迎えた
全国の優秀なダート適性馬が一堂に会する中央・地方交流の重賞競走は、従来、帝王賞(大井)、
ブリーダーズゴールドカッップ(北海道)など数えるほどしかありませんでしたが、1995(平成7)年以降、
飛躍的にその数が増え、現在では、ダート適性馬が十分にその資質を示す機会に恵まれるようになってきています。
それとともに、優秀なダート適性馬を、中央競馬、地方競馬の区別なく全日本規模で選定しようという機運が高まり、
1996(平成8)年11月、ダート重賞競走の体系化、格付けを行う「ダート競走格付け委員会」が設置されました。
この委員会による格付けは、1997(平成9)年4月から実施され、最高峰であるGTに4歳区分1競走、
4(5)歳以上短距離区分2競走(内1競走は中央競馬の競走)、4(5)歳以上中・長距離区分3競走の計6競走が
格付けされています。ところで、このダート競走の体系化、格付けと表裏一体の関係にあるのが、1995(平成7)年の
中央競馬のGT競走の地方競馬所属馬への開放です。このふたつの変化によって、ダート適性馬、芝適性馬ともに、
中央競馬、地方競馬という所属に関わらず、それぞれの適性分野でチャンピオンを目指せるという、
我が国の競馬の新しい形ができました。この新しい形の根幹に位置づけられているのが交流競走なのです。
また、中央競馬との交流競走の中では、特定の競馬場と中央競馬の条件クラスの馬が対戦する
新しい形の交流競走(条件交流競走)も、各地で実施されるようになっています。
地方競馬における競走馬の格付けについて
地方競馬では、基本的に大きく分けて「3歳」・「4歳」・「一般」の区分で番組編成が行われています。
競馬場によっては、「5歳」・「4歳A1」などの区分もあります。また、「一般」は、通常A,B,C(競馬場によってはDもある)
の級に分けられ、さらに1から3(競馬場によってはそれ以上の数字も)に分けている競馬場が多くあります。
編成要領は競馬場により異なります。例えば、転入馬の格付けの場合、転入以前のJRAや他の地方競馬で
収得した賞金を何割かカットして格付けをしたり、直近20走分の収得賞金のみを格付け対象にしている競馬場もあり、
交流競走が盛んになってきた最近ではファンの方々も戸惑いをみせているかと思われます。地方競馬の格付け基準は、
各競馬場により異なるため近いうちに一つ紹介したいと思います。
その20
帽子(ヘルメット)の色
色付き帽子が使われたのは1957年から。
騎手のヘルメットを、8色に分けた理由はファンサービスという発想からだった。
1枠白、2枠黒、3枠赤、4枠青、5枠黄、6枠緑、7枠橙、8枠桃。というようにしておけば、
見にくいゼッケンを探して応援するより応援しやすいから、という配慮から。
競馬場でレース中継を担当する実況アナウンサー(ラジオ、TV、場内放送)は的確な馬の位置を認めて放送するために
騎手帽の色を出馬表に入れておく。GTレースになると服色まで参考にして正確な実況放送を心がけている。
8色の枠色分けは業務として必要なのである。
さて、1957年以前は?というと、騎手の帽子は馬主の希望で「エンギのいい色」を使っていたようです。
同一馬主の馬が同じ枠に入った場合の帽色
規程による馬主服色は、1馬主につき1種類であるため、同枠に同一馬主の2頭が入った場合、
片方の帽子を染め分けとし、馬番の少ない方を枠色の1色、もう一方を白色との四ッ割染め分け帽子として区別します。
(1枠−白、2枠−黒、3枠−赤、4枠−青、5枠−黄、6枠−緑、7枠−橙、8枠−桃。1枠の場合のみ、
馬番1番が白色で馬番2番が水色との四ッ割染め分け)3頭同枠同一馬主の場合、
四ッ割に加えて八ッ割染め分け帽子が用いられます。馬番の少ない順から枠色、
白色との四ッ割染め分け、白色との八ッ割染め分け帽子となります。