Gutes Essen

季節で知るドイツのおいしいもの

ここでは旬の食品を紹介します。
日本と違って、ドイツでは食料品の旬がはっきりとしています。
旬の時期になると店頭にその食品が溢れ出し、旬が終れば翌年まで待たないと、
その食材は食べられません。
レストランのメニューにこれらの文字を見かけたら、旬が来た証拠。
ぜひ旬の味をお試しください。


※ドイツ語表記を併記しました。またタイトルのカタカナ表記は実際の発音に近いもので
書きました。



春においしいもの



シュパーゲルSpargel

アスパラガス。旬は4月・5月・6月。ドイツでこれを食べ逃しては、 一生の後悔になるかもしれないので、お忘れなきよう。

アーティショーケンArtischocken

日本ではほとんど馴染みのないアーティチョークだが、茹でたものは なかなかおいしく、健康にもよい。 コレステロール値を下げ、肝臓機能を活性化し、利尿効果があるそうだ。

シュピナートSpinat

ほうれんそうのこと。3月から初夏にかけて、葉の柔らかいフレッシュ なものが出回る。



初夏においしいもの



キアシェンKirschen

さくらんぼ。日本と違ってこの安さ!口いっぱいほうばって、日本のうさを 晴らすべし。 ただし生食用に買うときはくれぐれもSuesskirschen(ジュースキアシェン) と言って買うように。

ラバーバーRhabarber

Rhabarberkuchen(ラバーバークーヘン)は甘酸っぱくて初夏のケーキ。 カフェーで一度お試しを。

コールラビKohlrabi

コールラビは白かぶに似た味だが、さらに甘みがあっておいしい。



夏においしいもの



ベーレンBeeren

ベーレンとは木いちごの類いこと。ドイツではベーレンの季節になると、 いろいろなレストラン・カフェーでデザートとして登場する。 ケーキはもちろん、アイスクリームにかかっているソースがベーレンソース だったり、ちょっとした飾りに乗っていたり、彩りも味も楽しめる。 特に日本では「生」で味わえないものが多いので、ぜひ体験を。

甘い桃も、夏の味覚。 ・桃(Pfirsiche/プフィアジヘ) ・あんず(Aprikosen/アプリコーゼン) ・ネクタリン(Nektarinen/ネクタリーネン) などがある。

ディックボーネンDickbohnen

そら豆。あまりに鮮やかな緑色で夏を感じさせる。これも日本とは比べもの にならないほど安くてうまい。そら豆好きな方はぜひどうぞ。

エアプセンErbsen

フリッシェエアプセン(フレッシュなグリンピース)は、甘みがあって 柔らかく、日本のグリンピースのイメージを払拭するほどのおいしさ。

カートッフェルンKartoffeln

一年中おいしいじゃがいもだが、5月からは新じゃがの季節。 レストランのメニューに載っている調理名は以下の通り。 ・Salzkartoffeln(ザルツカートッフェルン)・・茹でたもの、粉ふき芋 ・Bratkartoffeln(ブラートカートッフェルン)・・炒めたもの ・Pommes frites(ポンフリッ)・・・フライドポテト ・Kartoffelnpueree(カートッフェルンピュリー)・・マッシュポテト ・Kartoffelnsalat(カートッフェルンザラート)・・ポテトサラダ

ラートラーRadler

ピルツビールを甘みを押さえたレモネードで割ったもの。 北にあるとはいえ、やはり夏は日差しの強くなるドイツにピッタリな 飲み物。ほてった体に染み渡るうまさ。お酒の弱い人でも、これならOK。



秋においしいもの



ピルツPilz

秋といえばきのこ。(一部、7月あたりから出回りだす。) ・Steinpilz(シュタインピルツ) ・Pfifferling(プフィファーリンク) ・Champignon(シャンピニョン) ・Austernpilz(アウステアンピルツ) などの種類があるが、きのこは肉料理のソースや、付け合わせとして メニューに書いてあることが多いので「・・・mit Champignonsosse」 (・・・のマッシュルームソース添え)などという表記に気をつけると いい。

シュピナートSpinat

ほうれんそうは秋にも、もう一度旬がある。



秋から冬にかけておいしいもの



フェルトザラートFeldsalat

ほうれんそうを小さくしたような形の野菜。生でサラダに仕立てると おいしい。

ゼレリーSellerie

球根セロリ。スープに使われていることが多い。

ガンスGans

11月始めに「マルティン祭」という祝日があるのだが、この頃はガチョウを よく食べる。レストランのメニューにも頻繁に登場する。



冬においしいもの



ヴィルトWild

ヴィルトとは野生の猟獣の肉料理のこと。 ・Reh(レー)・・・鹿肉 ・Hase(ハーゼ)・・・うさぎ肉 ・Wildschwein(ヴィルトシュヴァイン)・・・猪肉 ・Taube(タウベ)・・・鳩肉 ・Fasan(ファザーン)・・・キジ肉 などがある。 必ずしもどこにでもあるわけではないが、もしメニューにあった時には、 味わってみるといい。

グリューンコールGruenkohl

グリューンコールは冬の野菜。煮込み料理にする。

ローゼンコールRosenkohl

芽きゃべつのこと。塩茹でしただけでも、ほくほくとして実においしい。

グリューヴァインGluehwein

クリスマスの頃、ドイツを訪れるなら飲んでみるとよい。 特に女性におすすめ。 赤ワインに砂糖やレモンなどを加えて温めた、ちょっと甘めのお酒。 ヴァイナハツマルクト(クリスマス市)の屋台などで飲むことができる。 寒い外でも体はほかほか、いい気分になれる。

フォイアーツァンゲンボウレFeuerzangenbowle

グリューヴァインはクリスマスまで。大晦日になると、この飲み物が登場 する。 大鍋に赤ワインを入れて沸かし、その上に金属の橋をかけて、そこに とんがり帽子の形をした砂糖を置く。砂糖にラム酒を滴らして火をつけると、 炎が上がり、砂糖が溶けて、下の鍋の赤ワインの中に落ちていく。 この甘めのワインを飲む。結構、きつい。



年間を通しておいしいもの



シャンピニョン Champignon

きのこの中でも、マッシュルームだけは一年中食べられ、いつでもおいしい。

ケーゼ Kaese

ドイツのチーズはおいしい。 私はチーズが大の苦手で、まったく食べられなかったのだが、ドイツに 住んでから、パンにハムと薄切りチーズをはさんだサンドイッチが大好き になってしまった。 レストランではカルテ・ゲリヒテ(Kalte Gerichite/冷たい料理のこと) に、ケーゼ・テラー(Kaeseteller)というチーズの盛り合わせ料理がある ので、これで試してみるのもよい。

Fleisch

肉が大好きなドイツ人だけあって、牛肉も豚肉も、その他野獣の肉も、 どれもこれもがおいしくて安い。 (牛肉はドイツ国産牛なので、狂牛病の心配もなし。) 肉が好きな方に、ぜひ試していただきたいメニューがある。 豚の生挽肉に玉ねぎや塩・こしょうで味を付け、それをパンに塗って 食べる、ツヴィーベルヴルスト(Zwiebelwurst)というのが、それ。 ドイツでは豚の挽肉は生でも食べられるほど、フレッシュなんである。 焼き肉屋のユッケと考えていただけば、そう抵抗もないはず。 手作りサンドイッチを売っているパン屋なら、必ず置いてある。 またレストランには、タルタル(Tartar)という、まさにユッケと同じ 牛挽肉の生料理もある。




場所別ドイツのおいしいもの




レストランで食べる

まずはメニューをながめて「季節で知るおいしいもの」の覧に紹介してある単語が 記載されている料理があったら、それを注文するのが手。 しかし、なんと言ってもメニューは慣れないドイツ語。 単語はわかったけど、はて、あとは何て書いてある? 私が、ドキドキしないメニューの選び方をご紹介します。


※ドイツ語表記を併記しました。またカタカナ表記は実際の発音に近いもので書きました。


ターゲスメニューTagesmenue

ミッタークスメニューMittagsmenue

つまり「今日の定食」のこと。ミッタークスメニューは「お昼の定食」。 季節の材料を使った、そのお店のおすすめ料理であることが多いので、まずは ここから選んでみる。 スープ(または前菜)、メインディッシュで構成されているので、値段も割安だし 手っ取り早い。店頭の黒板や看板に、大きく書かれているメニューは、ほとんどが この「今日の定食」なので、店に入る前にじっくりとながめてから中に入ると 安心。「Tages・・・」と付いたものは、ほとんどが今日のおすすめのこと。

アイントプフEintopf

肉、野菜などを細かく切って、とろ火で煮込んだ鍋料理。 季節の野菜をふんだんに入れてあるので、ヘルシーで、味もあっさりしているもの が多い。

アウフラウフAuflauf

グラタンの一種。 肉や野菜を何段にも重ねて型に入れ、ホワイトソースなどのソースを注いで、さらに 上から、チーズやパン粉を振りかけて、オーブンで焼いたもの。

グーラッシュGulasch

ハンガリー風シチュー。牛肉や豚肉を煮込んだもので、日本のブラウンシチューに よく似ているので、日本人の口に合いやすい。 グーラッシュズッペ(Gulaschsuppe)というものもあって、こちらはグーラッシュ よりも材料を細かく切ってさらさらのスープ状にしたもの。 どちらもおいしい。

シュニッツェルSchnitzel

薄切りの豚肉にパン粉をまぶして、フライパンで焼いたもの。 日本のカツレツに似ている。 トンカツくらいに粉が厚いもの、ほとんどステーキに近いくらい衣が薄いものなど 種類があるが、肉のおいしいドイツならではの料理。 トンカツソースをかけたらおいしそうだと、日本人ならつい思ってしまうかもしれ ないが、トンカツソースの代りに、いろいろなソースが添えてあることが多い。 「Schweinschnitzel Jaegerart」と書いてあったら「豚肉のシュニッツエル 猟師風」という意味でマッシュルームソースがかかっていることが多い。 「・・・art」は「・・・風」と解釈すればいい。

ワインWein

ワイン大国ドイツでは、おいしいワインが実に安く飲めるので、レストランで 安心してワインを注文できる。何もわからないからと言って、困ることもない。 ウェイターやソムリエにまかせても、無理矢理高いワインを押し付けられること もない。(ただし、日本語メニューのある店などは、日本人に慣れているので、 要注意。) また、肉だから赤、魚だから白、と思う必要もない。 ドイツでは自分の飲みたいものを飲んでいる人が多いので、堅苦しく考える必要は まったくない。 ゼクト(Sekt/スパークリングワインのこと)もいいものが手頃な値段で飲める ので、これを選んでもよい。 ワインの種類など詳しいことは「ワイン・シュナップス」のページに書いてある。

シュナップスSchnaps

テーブルに、ビールと一緒に小さなグラスを置いている人がいたら、その小さな方 にはシュナップスが入っていると思えば間違いない。 焼酎の一種で、ビールと一緒に飲んでいる人もいれば、食前酒として飲んでいる人 もいるし、食後のコーヒーと一緒に食後酒として飲んでいる人もいる。

ラーツケラーRatskeller

ドイツの各都市の市庁舎(Rathaus)の地下には、レストランがある。 ラーツケラーと言って、公式のお客様をもてなした、かつてのレストランのなごり だそうだ。ここではドイツのおいしいワインと伝統的な料理が食べられる。 どこで食べるか迷った時には、利用するとよい。



手軽に食べる

いつもレストランではお金もかかるし、時間もかかる。
ちょっと小腹が空いた時、手軽に食べられておいしいものをご紹介。
これだったらレストランのようにチップも必要ありません。


※ドイツ語表記を併記しました。またカタカナ表記は実際の発音に近いもので書きました。


デナーケバプDoener Kebab

トルコ風のサンドイッチ。 店内には大きなオープングリルがあり、串にささったドラム缶のように大きなラム肉 がぐるぐる回りながら、おいしそうに焼けている。(シュラスコの巨大なものを ご想像あれ) 注文すると、まずピタパンのような袋状になっているパンを表面だけ軽く焼き、パン の中にサンドイッチソースを塗って、準備完了。 次に、焼き立て熱々の串焼き肉のよく焼けた部分を薄めに削ぐように切り取り、パン の中にはさんでくれる。でもそれだけじゃない。 さらに千切りきゃべつ、きゅうり、トマト、玉ねぎなどの生野菜をどっさりと入れて くれる。受け取るとズシッとする重さで、これだけで十分お腹一杯になる。 パリパリと香ばしくスパイスの効いた肉とたくさんの野菜が絶妙で、栄養バランスも グッド。

ブラートヴルストBratwurst

ドイツに来たら、ぜひブルストは味わっていただきたい。 だだし、食べるならソーセージスタンドやインビス(Imbiss)というスナック類を 売っている店がよい。 いろいろな調理法があるが、おすすめはブラートブルスト・ミット・ブレートヒェン (Bratwurst mit Broetchen)。 焼き立てソーセージを小さな丸パンにはさんでくれる。パンからはみ出した ソーセージが実にうれしい。お好みで洋からしをつけて召し上がれ。 チューリンゲン(Thueringen)地方を訪れた時は、チューリンガー・ロースト ブラートブルスト(Thueringen Rostbratwurst)が粗挽きソーセージを焼いた ものでおいしい。

クリーヴルストCurrywurst

インビス(Imbiss)にはいろいろなヴルストメニューがあるが、ベルリンあたりを 旅行の際は、ぜひクリーヴルスト(Currywurst)をお試しあれ。 焼き立てソーセージを一口大に切って、カレー粉をまぶし、ケチャップソースを かけたもので、とてもおいしい。

ポンフリッPommes frites

正式には「ポメスフリット」(なぜかフランス語)。 ドイツ国内のインビス(Imbiss)なら必ずあるメニュー。 じゃがいもを太めの千切りにして油で揚げたもので、つまりフライドポテト。 注文すると「マヨ・オーダー・ケチャップ?(マヨネーズをかけるかケチャップ をかけるか)」と聞かれるので、お好きなほうをお好みで。 フライドポテトってこんなにおいしかったっけ?と思わずうなること間違いない。

ライベクーヘンReibekuchen

じゃがいもをすり下ろし、卵、玉ねぎと混ぜて平たく伸ばし、油で揚げたもの。 りんごムースをつけて食べる。 ノルトライン・ヴェストファーレン州(デュッセルドルフ、ケルン地方)の 名物料理。寒い冬に熱々を食べると、心までほかほかしてくる。

マクドナルドMcDonald's

なぜここにマクドナルドが登場するのか、疑問をお持ちの方もいると思うが、 肉がおいしく、じゃがいもがおいしいドイツでは、マクドナルドのハンバーガー &フライドポテトが妙においしいんである。 それにマクドナルドは、だいたいの都市には出店しているので、あえてここに 紹介した。

ノートゼーNordsee

マクドナルドのようにチェーン展開しているファーストフード店。 ここは魚介類だけのファーストフードである。手軽に安く、魚・えびが食べられる。 ドイツではハンブルクなどの海に近い土地以外は、比較的魚介類の値段が高く、 品数も少ないので、どうしても魚が食べたくなった時には、利用するのも手。 ただし、あくまでファーストフードであることはお忘れなく。

肉屋Metzgerei/Fleischerei

ドイツではなんとお肉屋さんでサンドイッチが食べられる。 だいたいの肉屋には丸パン(Broetchen)が置いてあって、そのお店の特製ハムや サラミをはさんで、サンドイッチにしてくれる。 例えばハムをはさんでもらいたいときはこう言えばいい。 「Koennten Sie mir bitte ein Broetchen mit Schinken machen?」 (ケンテン・ジー・ミア・ビテ・・・(ここで一息、続けて)・・・ アイン・ブレットヒェン・ミット・シンケン・マッヘン?) 「ミット」の次にはさんで欲しいものの名前を入れて言えば大丈夫。 ・Schinken(シンケン)・・・ハム ・Salami(ザラーミ)・・・サラミ ・Bierschinken(ビアシンケン)・・・ハムの一種 ・Kasseler(カッセラー)・・・ハムの一種 ・Leberkaese(レバーケーゼ)・・・肉をミンチにして蒸して固めたもの ・Aspikaufschntt(アスピークアウフシュニット)・・・こま切れ肉のゼリー寄せ など、種類はたくさんあるので、名前がわからなかったら指を指して「Das,bitte!」 (ダス・ビテ!/それください)と言えばよい。

パン屋Baeckerei

パン屋の中にコーヒースタンドを併設している店も多い。 そういう店は看板に「EDUSCHO(エドゥショー)」「TCHIBO(チボー)」といった コーヒーのメーカーのマークが目印に付いている。 コーヒーなどのドリンク類とサンドイッチ、ケーキなどの簡単なスナック類が 食べられる。モーニングセットを置いてあるところもある。ただし、立ち食い形式 の場所がほとんど。

お持ち帰りZum Mitnehmen

ドイツには、マルクト(Markt)と呼ばれる市場がある。 生活雑貨、食料品、食べ物屋などが集まっており、ここをのぞいてみるのも楽しい。 こういうところの食べ物屋では、その場で食事もできるのだが、持ち帰りもできる ので便利。「ツム・ミットネーメン・ビテ!(Zum mitnehmen bitte!)」と言えば 持ち帰り用に包んでくれる。 またレストランによっては、食べきれなかった時や、ワインを飲みきれなくて残した 時、ウェイターが「ハット・エス・イーネン・ゲシュメクト? (Hat es Ihnen gechmeckt?/お味はいかがですか?)」と聞きに来た際に、 「ヤー・グート。アーバー・ツー・フィール・フュア・ミッヒ。 イッヒ・メヒテ・ダス・ツム・ミットネーメン。ゲート・ダス? (Ja,gut.Aber zu viel fuer mich.Ich moechte das zum mitnehmen. Geht das?/ええ、おいしかったです。しかし私には多すぎました。 持って帰りたいのですが、できますか?。)」 と言うと、物によっては包んでくれるところもある。 恥ずかしがらずに、聞いてみるといい。

アイスカフェーEiscafe

これは食事ではないが、夏が近づくと登場する。 コーンカップに好きなアイスクリームを乗せてくれる、日本のアイスクリーム店と 同じもの。 ドイツ人は老いも若きも男も女も、夏になるとアイスを舐めながら歩いている。 そんな人を見かけたら、近くにアイスカフェーがあると思えばよい。 観光地では、ワゴン車に「Eis」と書いた「移動アイスカフェー」も、そこいらに 登場する。安い店だと1コーン1アイスで1DM(約70円)なので、夏のおやつ にはちょうどいい。


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Zukko
mikado@pluto.dti.ne.jp