12.ペンタックスAuto110


 これは、僕ではなくて弟が買ったカメラ。当時はミノルタも110の一眼レフを出したり、とこういうのが結構あった。ペンタックスは6×7なんかも出しているせいか、こういうシステムのをつくったのかも(ということは、これの祖先はペンタコン6かな?)。110のフイルムはまだ入手できるので、時折持ち歩いている。レンズは20-40のズームとパンフォーカス18mm。どうも、サービスに焼くと粒子があらいような気もする。でも、一眼レフだから、パンフォーカスレンズの前に虫めがねをくっつけて接写してあそんだりもできるのが楽しいし、なによりも「小さい」のがうれしい。ASA400の切り欠きが最近のKODAKのフイルムにはないのがちょっと不便。ニッパで削って使ってます。

スズガエルのおたまじゃくしを、auto110のパンフォーカスレンズにツアイスのルーペをおしつけて撮ったもの。フイルムの荒さがなければ結構いけるんだけどな。


CoolscanIIIでとりこむと、こう。これならそこそこいけるかな。CoolscanIIIで取り込むときのコツは、いらないネガの帯をつくって110のネガのそばのすき間をうめること。そうしないと、エラーがでてしまうのです。オートだから、ね。この手でMinoxもいけるぞ、きっと。

 でも、110のサービス焼きってひどいんですなあ。Minoxのはきれいだった、ということは、110は35mmのシステムで無理焼きしているのかもしれない。

 先日、新宿のアルプス堂でこれ用の50mmのジャンク品を3000円で発見。随分悩んで、結局買わなかったのだけれど、その直後にたちよったカメラのきむらの委託品で同じものが1900円。状態もよかったので買ってしまいました。F2.8の望遠、ということになる。前玉がきれいです。