14.ミノルタAL-2

 レンジファインダーのコンパクト(?)カメラ。フリーマーケットだったか拾ったのだったか記憶が定かではない(ひろったような気がするなあ)。セレンの露出計は壊れていて反応なし。でも、絞りもシャッターもマニュアル設定なので「使え」るんですわ。レンズはロッコール45mmのF1.8(!)。レンズがすさまじく汚れているのでそれを掃除しなきゃならないのだけれど、なかなか楽しいのです。いかにも「カメラ」という感じがするんです。最近のコンパクトカメラって、存在感ないよなあ。

 シャッターはシチズンらしい。最高速は1/500で、Bまである。これって、その気になれば天体写真に最適な機械かも。

 ヨドバシカメラの「故障カメラ」のコーナーにこれの破壊されたものを500円で発見。露出計がいきていたら買ってもよかったのだけれど…残念。あのカメラ、フイルムもはいっていたぞ…


室内で、F1.8開放。うまくつかいこなすと結構いい感じ。

 これに、contaxIII用のcontameterをつけて接写をためしたりしている。本体の距離計は無限遠がちゃんとでてないけれど、これがあれば近接の撮影はO.K.のはず。高さが視差補正に関連してくるので、そのへんは現像があがってこないとわかんないな。F1.8というのは予想外に明るいのだけれど、それに対してシャッターが1/500までしかないのでフイルムは選ばないと面倒です。

 

 でも、こうやってみると結構絵になるぞ、contameter。

 …で、contameterを使った結果がこれ。20cmの接写レンズをつけてみた。いけるじゃん。
画角もコンタメーターの視野からそんなにずれていない。プロクサーの固定方法さえ確立できれば、いろいろと面白い使い道がある。フィルターアダプタでなんとかなる、かな。

 
 ボディ自体についていえば、シャッター速度が時折不安定になる気配があるのと、フイルムのまきあげを時々しくじるのが不安材料ではあるけれど…でも、やっぱりこの時代の手応えのあるカメラは楽しい。