2003年3

 あらら、あっというまに三月が半分おわってしまった。年度末ってこんなにいそがしかったっけ?

 と、いうわけで、フォトエキスポ。最終日にいってきた。人はいつもよりも少なめかな。ただ、去年もそうだったのだけれど、これにいくと自分が写真好き、カメラ好きであることが恥ずかしくなってくる。いい年をしたおっさんやじいさんどもが、大量のカメラをかついでは肌をだしたコンパニオンにむらがっているこのあさましい光景… いす「ず」(笑)のおっちゃんみたいな、匂い立つようなくずの群れにかこまれたときのあの嫌悪感たるや、あぁあ。そういえば今年はライトパンがでていなかったなあ。個人的には、ローライがだすというデジカメに期待っす。

 FFTA、ようやく弟と仲直りしました。86時間31分、クエスト214というのはどんなもんだろう。むすめっこはX2の2周目(どうしてみんな2週目とかいうんだろうねぇ)に突入していますな。

 The-BigO、これって…ユービックネタでおとす気じゃねえだろーなー、とかおもってしまった。ねぇ、小中J千昭殿。もしそうならアトムを見るのもちょっとこわいんだけどなあ。

 で、やっぱりふれておかなきゃなんないかな、という高等教育フォーラムネタ。だって、誰も墓碑銘をかかないんだもの。ここは、実は開設の時点で破綻が運命付けられていたのだけれど、主催者がそれに気が付くだけの能力がなかったことがすべて、でした。一般論として、日本の研究者の多くは議論や討論が「できない(苦手、ですらない)」のだけれど、その癖(というかそれだからこそ、)「こんなに議論のできるオイラ」という自己顕示だけはしたい、というクズな性質がある。それは簡単に確認できること。この手の掲示板システムで「匿名いこーる無責任」ということを言い出す、というのがマーカーだ。いうまでもなく、議論というのは「言葉」でなすものだし、言葉以外のたとえば肩書きだの外見だのは本質的に無関係。ところが、そういう「議論」において表現の担体たる言葉ではなく「所属」やら「名前」やらを重視しちゃう時点で、管理者には議論力が「からっきしない」ことが暴露されるのである。ま、水沢クンと同程度の質の低さであった、という自明なことの確認にすぎないんだけれどね。
 つまり、こうだ。研究者でしかなかったミーハーな主催者が、たまたま駒場にきたタチバナタカシに刺激されて(みぃはぁだから…)、ブンカジンをきどってみたくなった、というきっかけだったけど、所詮はミーハーなために本質的なことはできずにせいぜいで自慢サイトぐらいにしかできなかった、というのがフォーラムの本質。
 だから、開設当初から「大学教員の意識や能力の開発こそが大事なのでは(本当の意味でのFD、ね)」という意見がフォーラムに書かれると徹底的に無視する、というスタンスが確立していたわけだし、自分達の心根にとって心地いい意見でないものに対しては「無視」か「鉄砲玉をおくりつける」という「運営」が続いたのだ。

 そんな、くずなものが継続できるはずもいわれもなく、まあ、偽文化人の傷のなめあいサイトは、自然の摂理にしたがって閉鎖となりました、あとは「ナカマウチ」のホメアイの場にしかなりませぬ、というのが結末ですな。

 つうかね、まつださん、あなた、自分が「どうしてアメリカからかえってきた」のか、を説明してみると結構展開ちがったんだと思いますよ。おーまいがっ、とかかっこつけている癖に、現実はどうなの、ということになっちゃうからいいにくかったのかもしれませんけど。

 主催者に議論・討論の能力があれば、もっと意味のある、力のあるサイトになっていただだろうに、とおもうと残念です(ないものねだりですかねぇ)。いや、はっきりいってしまえば、「高等教育フォーラム」という名称がこんなことで薄汚くされてしまったことは、高等教育に対する問題意識をもつ人たちにとってはとてつもなく大きなダメージです。そういう「責任」をとるつもりなんか、主催者なひとたちにはこれっぽっちもないでしょうけどねぇ。

 混乱こそ墓碑銘、結局そうなってしまいましたねぇ…

 キングゲイナーの最終回で感動したその気持ちの山もそのままなのに、ザ・ビグのラストにやられてしまいました。賛否、というか、たぶんオタクなひとたちには否がいっぱいだろうし、セカンドの第1話とか、その後の展開やタイトルでみえみえではあったけれど、でも、よくやってくれました。当人が死んでしまった以上、「ポジティブなユービック」というのは、きっと世界中のディックファンがみたかったものだから。

 それをやってのけたのが自分ではなく、小中J千昭だったというのは確かにくやしいけれど、でも、受け手としてはカタルシスと満足を得たことは否定できない。くそ(笑)。アトム、こけないでおくれよ、とデジモンファンとしての恨み(わかる人はわかる)もいいつつ、楽しい時間を期待させていただきます。どうもありがとう。