エセボランティアみたび
突然届いた意味の足りないメールにこういう返事をだしてみました。7年がかり、かなぁ。
Re: エセ
はじめまして。メール、拝見いたしました。
こちらのサイトを読みさえすれぱわかることですが、ボランティアとはそもそも
が「自己満足」である、ということにすぎません。「邪悪(やすっぽいコトバです)」
なものがあるとすれば、所詮は自分の自己満足にすぎない「ボランティア」を
「いいこと」とか「正しいこと」にすりかえたり、あるいは、たかが自分の自己満足
のはずの「ボランティア」を使って他人を殴るこん棒がわりにするような、そんな
精神のさもしさ、でしょう。いわば、「自己満足」すらも他人をみくださなけれぱ
実行できないような手合いが弱者を喰いものにしているような構図こそが「邪悪」
なわけです。いわば、他人とくらべないと「自己満足」すらできない手合い、「自己
満足」にあたってすら他人の言動が気になる手合い、です。
と、いうわけで、簡単におこたえするならば、ですね、
On 2003.5.23, at 11:30 午後, ** ** wrote:
>あなたには嫌悪感を感じる。自己満足のボランティアが邪悪な
>存在のように表現されているが、私の勘違いででしょうか?
>わかりません。
はい。あなたの勘違いです。ただし、その「嫌悪感」はあなたという人間をあらわす「あなたの」
感性ですから、大切になさってください。
ということになりましょうか。ご自愛くださいませ。
阿部
さてさて、どういう「おへんじ」がかえってくるやら、あるいはもうお返事なんか「こない」かしらん。
翌日、返事をもらいました。学校で強制的に「ボランティア」をさせられたことからボランティアイコール偽善、という認識をもってしまい、「えせボランティア2」を読んでつい送ってしまったメールだったそうです。
うーん、それはわからなくはない。この人は、自らの中からわきあがる思いによるボランティアをまだ経験していないのだろうから。自発性のともなわないボランティアを「教育」によっておしつけられるというのは不幸。これをきっかけに、なにかがみつかればいいですね。
2003.5.24.
5.25.