Macintoshとのつきあい

SE/30

 まだ大学院のころ、当時は論文書き、パソコン通信(!)用として、EpsonのPC286LとPC286NFを使っていた。下宿にすえおきというかたちで286Lをつかい、これには最初に買ったパソコンであった実家のPC9801U2につけていたカラーモニタPCTV352をつないでいた。大学や出先での作業が286NF、2MのEMSと内蔵モデムを増設し、この2.5Kgを持ち歩き使っていた。NFはRAMディスクをうまく使うとバッテリのもちや動作速度も不満はなかったのだが、パソコン通信のログファイルを管理するにあたってフロッピーベースではこなせなくなり、ハードディスクの増設を考えるようになる。ところが、丁度その時に里帰りして歩き回っていた秋葉原で、ちょっと値段のさがったSE/30を目にしたのが運のつきであった。ローンを組んで、80Mのハードディスク、8MのRAMという状態のSE/30を購入した。これのローンが終わったのがほんの昨年であったことを考えるとなんだかとんでもないことのようにも思える。

 いっしょに購入したものは、マックライト2とレイルロードタイクーン、そして、SE/30携帯用のかばんである。秋葉原のショップでは「シェアウェアをサービスします」ということで80Mのディスクいっぱいにいろいろなものをいれてくれた(あとからチェックすると、中にはシェアウェアやフリーウェアではないものも混ざっていたため、探し出しては削除、ということをしなくてはならなくなってしまった)。これを大阪の下宿まで飛行機の機内もちこみで持ち帰ったわけである。

 このSE/30は、その後、大学院を中退して仕事をするようになってもいろいろと活躍してくれた。翻訳、マニュアル作成、アンケート葉書のデータベース化といった仕事のほか、家内のCAD用として現場にもちこまれたりもした。拡張は、以下の感じですすめていったと記憶している。

Duo230

 仕事のかたわら、大学に研究生で戻ることになって、携帯できるMacがもう一台ほしくなった。丁度その時に発売されたのがPowerbookDuoシリーズで、Duo230、Minidock、フロッピードライブ、そして、AsanteのSCSI-Etherアダプタを購入して自宅と大学の往復に使った。この時点で230は12MRAM、80Mディスク。そして、大きなマニュアル仕事がきたので128MのMOドライブとEpsonのLP2000-LTを購入した。これからしばらくはLocalTalkでのLANを当時の狭い自宅にはりめぐらせて使うことになる。

Duo2300

 これは、やがてNewerのUltradock16SCEの購入、知り合いのショップを通じて2300アップグレードキットを入手して中身のPPC化、48MRAMと2Gのディスクへの交換、と発展していく。さらに、知り合いからの申し出でMinidockをDuoDockと交換。PPC化で余ったパーツを組み替えて、さらに、2300のケースを交換して、230のロジックとDuoDockで一台、るすばん用の自宅Macを作成もした。このあたりから、なにやらわけがわからなくなってくる。

Performa5410

 しばらくSE/30を現場に持ち込んでいた家内も、さすがにCPUスペックからつらくなってきた、というのでこれを購入。これは、本体にはせいぜいでZIP、スキャナを外付けする程度で特に手をくわえてはいない。ポイントは仕事用にHPのDesignjet230を購入したことか。これで白黒とはいえA1の出力が出来るようになって仕事の能率が上がった。Macから出力する場合はQuickDrawなので、単に巨大なプリンタとして使えるわけで、私も学会のポスターをこれでつくったりもした。

IIvi

 実家で弟が使ってたもの。彼がQuadra650に買い替えるというので古いほうをもらってきた。これは、つい最近まで自宅のインターネット端末としてフル稼動していたもの。RAMを40Mに増設し、ZIPを内蔵、Turbo040で快適に動いていた。現在はMN128SOHOの導入にともなって一時的に休止状態。

Quadra650

 さらに、実家で弟が使っていた650も「壊れた」ということで買いかえられた。こわれたのならもらってしまうぞ、ということでこれも自宅にやってきたのだが、なんのことはないPPCカードの接触が悪かっただけ。弟には気の毒なことをしたかもしれない。現在、これは72MRAMにナナオの17インチモニタ、PCカードリーダ、ZIPドライブ、スキャナ、Etherカードを追加して、実質的な自宅マシンとなっている。

LC630

 知り合いがPowerbookに買い替える、ということでゆずりうけたもの。これは子供部屋で子供Macとなっている。主に、日記、ゲームのために動いている模様。

PB2400

 ザウルスでは文章入力の速度が遅いので今年の5月に購入。生産中止、という情報も手伝って決心した。一年ほど、指加えて見ていたモデルである。RAM80Mで購入。特にトラブルはないけれど、内蔵の2Gのディスクのレスポンスが極端に落ちたために先日4Gに交換。そして、RAMを96のものに交換。その他はまったくトラブルなし…といいたいところだっけれど、今年はいまのところクイックガレージに二度お世話になった。一度はキートップがはずれてもどせなくなったためのキーボード交換、二度目はバッテリーに充電されなくなったためのバッテリー交換。保証期間内でよかった。いっしょに使用しているものは、TDK の LAN カード、AstelのPIAFS用カード、パイオニアのCD-ROMドライブといったところ。CD-ROMはその後壊れてしまって、TEACのCD-Rに変更。あと、SCSIにはCDマスター用の1Gドライブと、写真印刷用のMD-5000が接続されている。現在、インタウェアがだすという320MHzのG3カードを予約して、楽しい夢をみている。結局、これが今のメインマシンとなっている。

 さらに、1998年の年末に企画室ゆうオリジナルキーボードのモニタに当選、現在、キーボードはこのクリアタイプである。なかなかつかいよくてうれしい。バード電子のインタークーラーといい、Adtecの96Mメモリといい2400はしあわせな機械だと思う。

 リストアップしてみるとこんな所か。ちなみに、SE/30は現在、仕事場で現役である。最近、RAMを128Mに増設し、Turbo040とEtherカードをいれて、そのまま仕事の文書づくりやネットワーク利用で活躍中。よく働いてくれる機械である。

 AirMacで無線LANにしてみた。家のどこでも使えて便利…だったんだけれど、バッテリが死んでしまって無意味に。あーあ。

iMac 800 SuperDrive

 2400のバッテリが死んで、動作がとてつもなく遅くなって、さらにPagemillからのアップロードもできなくなって、我慢の限界にきた瞬間、iMac800を買っていました。今は、環境整備にどたばた中。ただ、ひさしぶりに新しい機械を買ってみて思ったことは、「そのまま」で大概のことはできてしまうということ。環境整備なんてほどのモノはいらないかも。いい時代になったもんです。ちなみに、Pagemillは終わったソフトなので今回からGoLiveになりました。これも安くなったよなあ(遠い目)。

 OSXは、MacOSの過去を考えるとにわかには信じがたいほど安定している。さらに、付属のソフトだけで必要なことのほとんどはできてしまう。メーラーは付属のMailで十分だし、Netscapeも入れようかどうしようかと迷ってしまうほど。なるほど、完成しつつある、ような感あり。

 いっしょに買ったiPodがまた便利。20Gのディスクなんかうまらないだろうとか思っていたら、すでに5Gほどうまってしまった… 2400買った時なんか、4Gだぁわぁいとか言っていたのに… Captyなんか買って録画とかしていると900M単位で減っていくからこれでも外付けの録画用ドライブを今度かうことになるんだろうなあ。VHSから解放される日もちかいかも。

 2400は、SCSI専用機としてスキャナやプリンタ類のために働く予定です。

 現在は、PagemillのかわりとなったGoLive相手に苦闘中。便利だけど結構癖があるぞ、これ。

1998.08.21,11.30
2002.08.23,31