CitiDisk

 Powerbook2400の内蔵ハードディスクの調子が悪くなって4Gバイトのものに交換した。コトンコトンと音がして、アクセスがすさまじく遅くなる、という症状だったのだが、アミュレットにもちこんで相談したら、「フラグメント化のせいでしょう」とあっさりと指摘されてしまった。たしかにSpeeddiskでは20%近くの値がでていた上、外部ドライブからの起動もできないほどのとろさ具合で、どうしようもなかったわけだが。いまにしておもえば、ずうっと放っておけば外部ドライブからの起動もできたのかもしれない。

 さて、フラグメント化が原因だとすれば、きちんと初期化しなおせば使えるということになる。それで、アミュレットでCitiDiskを注文して、2400の外付けドライブとして再利用することにした。2Gあれば、パーティション三つにわけて、ファイルのバックアップやCDR用エリアとして活用できる。思惑としては、安定して使えるようになったらCDR機も購入、というコースである。

 一週間ほどで届いたCitiDiskにまずは2Gを内蔵してみようとする。最初にパッケージを見て気がついたことは、PCMCIAカード部がケーブルと一体化している、ということ。箱の写真やマニュアルなんかではコネクタからケーブルがはずれるように記されているのに。もっとも、これは、コネクタの強度が心配になる、ということを考えると一体化のほうがありがたい。

 第二点は内蔵用のボードがIBMの2Gバイトのドライブにあっていない。コネクタにドライブをセットすると、ネジ穴の位置はあわないし、モーター軸用の穴もずれている。ケースにいれて歩くこと等を考えると、ドライブが固定されていないのは不安なので、暫定的にホットボンドで固定する。

 さて、これでCitiDiskにドライブを内蔵して接続してみる。ドライブはマウントされて以前の内容が見える。ここでおもむろにドライブ設定をたちあげて、CitiDiskを初期化しようとするのだけど、これがうまくいかない。いろいろためして(これに二日かかった)オプションから物理フォーマットを選び、0で埋め尽くすを選ばない、そして、(当然ながら)ファイル共有オフで、一晩放置してなんとか初期化に成功した。時間がやたらとかかるのは仕方がないのだろうけれど、一晩にはまいった。

 もくろみどおりに三つのパーティションに分けて、問題なくつかえる状態になったので、現在いろいろと試用中。おもしろいのは、代理店は保障していないけれど、ACアダプタなしでも、PCMCIAスロット経由で供給される電源で駆動できてしまうあたりか。2400本体にACアダプタがつながっている状態で、このスロット供給の電源が安全につかえればうれしいのだけれど。

 他のカードとの相性といった問題はいまのところなにも見つかっていない。接続も解除もホットスワップでO.K.というのも便利。これはヒット商品だとおもう。

1998.08.26.