Powerbook2400のある生活

 サブ機のつもりでボーナス一括で購入した2400だったのだけれど、結局、メインマシンになってしまった。TDK の LANカードと、MN128-SOHOのおかげで、職場でも自宅でもLANに接続して利用できる。作業環境マネージャー大活躍、というところだ。

 購入時の状態は、RAM80M。ハードディスクは2Gあり、容量的にはとりあえず問題はない。Softwindows用のディスクイメージがちょっとかさばっているけれどそれくらいである。付属のフロッピードライブなんかほとんどつかわないし、CD-ROMもまれにソフトのインストールをするときくらいしか使わない。考えてみれば、CPUだけをとってみればいままで購入したコンピューターの中で最速であるし、メインマシンになってしまうのはある程度仕方のないことであるかもしれない。

 2400の使いみちは、論文書き、原稿書き、テキストづくり、メイル、web、デジカメで撮った画像の処理、といったところ。環境づくりのためにいくつかのものを揃えた。

 一つは鞄。現在つかっているのはオリーブドラブの小型鞄でコンピューターの携帯を考慮してクッションと仕切りが設定されているもの。国産だったと思う。タグには「Click BELLINO NERO」とある。地元のイトーヨーカドーで二万円弱。これに2400本体、PCMCIAカードと付属ケーブル、メモ用のデジカメ(VE-LC2)、ザウルスポケット、等が入る。手持ち、肩掛け両方できる上、細かいポケットで小物の仕分けも簡単で気に入っている。

 二つめがASTELのPHS接続用カード(XN-12)。これがなかなか店頭在庫がなくて探してしまった。結局、八王子のヨドバシにたまたま注文破棄で余った在庫があったのを入手。これで、PHSがつかえるところであればメイルが使えるようになったわけで、実に快適である。これまではザウルスをつかうしかなかったのが、普段の環境のまま使える便利さというのは良い。現在、食指がびているのはTAのカード。というのも、このお盆休みででかけた先では新幹線の駅ですらPHSが使えなかったのだ。グレー電話ならあるので、モデムカードよりはTAが欲しい。ちなみに、プロバイダはPIAFS用にDTIセカンドに入っている。PIAFS対応のアクセスポイントがもっとふえてくれるとありがたいのだけれど。

 トラブルは、これまでささいなのがひとつと、ちょっと深刻なのが一つ。ささいなトラブルとは、キーボードの左カーソルキーのキートップが簡単にとれること。とりたてて重大な問題ではないけれど、気にはなるのでそのうち交換してもらう予定。

 深刻なトラブルのほうは、ある日突然やってきた。大学で、都民カレッジのテキスト用にいくつかのファイルをftpで取り寄せていたのだけれど、Communicatorの4.5Pr1を取ってきて、インストールしていた時、コトリと音がしてハードデイスクのアクセスが遅くなった。全体の反応が低下した感じで、再起動してもコトンコトンと音をさせながら、忘れた頃に起動が完了するような。アプリケーションも動きはするのだけれどあまりにも遅い。Nortonかけてみても、ディスクは前の十分の一程の速度しかでていない。ただ、DiskDoctorはなにもエラーを報告しない上、遅い以外は問題はないのだ。SpeedDiskの結果は20%。後から考えればこれが問題だったわけだけれど。

 都民カレッジのテキストはつくらなければならないし、今月中にしあげなければならなす論文もある。外部から起動しようとしても、起動が途中でとまってしまってなにもできない。とりあえず、ディスクを交換することにする。4Gへの交換は前から考えていたことだったことでもあるし。

 で、現在のディスクの内容を移してくれる、ということからアミュレットに連絡。在庫の都合から翌週の日曜日に予約ということになる。当日、アミュレットに持っていって状態をみてもらう。即座にフラグメンテーションではないか、といわれる。SpeedDiskで20%というのもちょっと大きすぎる、と。一時間ほどで交換と転送は終わるから、といわれたのだけれど、元のディスクのアクセスの遅さが災いして、二時間かかってしまった。作業料が増えるわけではないのでお店の人には気の毒なことをしてしまった。交換によって(2、1、1でパーティションして細かいファイルは別パーティションに分けた。これなら、隣から起動してSpeedDiskもかけられるし)トラブルは消失。フラグメンテシーションの影響というのはじわじわ出ると思っていたものだから、今回みたいにある時に突然、というのには驚いた。定期的にチェックしなきゃ。とりだしたドライブの有効利用のためにCitiDiskを予約して帰宅。

 あとは、96のRAMとG3カードかな。インタウェァの300MhzのG3カードには期待している。

 

1998.08.19.