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2008年8月23日(土)
『デトロイト・メタル・シティ』
毎度のレイトショーだったんですが、レイトショーで席がこれだけ埋まるのは『スターウォーズ エピソード3』以来か?と言うくらい観客が多く驚きました。原作は読んだ事が無く、クラウザーII世のビジュアルぐらいしか知らなかったんですが(好きな画風ではありません(爆))、劇場予告を観ただけでB級(爆)の臭いがする作品にこれだけ人が集まるとは、原作の人気は相当な物なんでしょうね。
おしゃれなポップミュージシャンに憧れる根岸崇一(松山ケンイチ)は、大学進学を期に上京。サークル仲間に歌唱力を認められ、ミュージシャンデビューを目指しデスレコーズの新人募集に応募するが、崇一の意思とは関係なくデスレコーズ社長(松雪泰子)によって悪魔系メタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のボーカル"ヨハネ・クラウザー・II世"として売出され、カリスマ的な人気を博してしまう。
本当にやりたい音楽をやらせてもらえず、意に反してメタルバンドのボーカルとして成功してしまう主人公の葛藤をコミカルに描いた、原作を知らなくても十分楽しめる作品でした。デスノートで"L"を演じた松山ケンイチは個人的には微妙でしたが、今回の"根岸崇一"は原作のイメージにぴったりのハマリ役だったんじゃないでしょうか。…原作は読んでませんけどね(爆)。
ただ、純粋に劇場作品として観ると一寸物足りない作品でした。特に、ラストのジャックとの対決。どこぞの市民会館かと思わせるステージの狭さには萎えました。デスメタル界の帝王との対決というなら、東京ドームや武道館と言わないまでも横浜アリーナぐらいのステージは使って欲しかったかなと。Vシネマなら文句の無いレベルだったんですけどね(苦笑)。
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