オリンパスの三桁機に興味のある人はマニアである。出版されているオリンパスOM関係の書籍・雑誌でも三桁機はほぼ無視されてきた。２ちゃんねるのスレでさえも話題にならない...　　
AFかと思えばさにあらず、PF（PowerFocus)。要するにピント合わせはマニュアル。AF機OM707用レンズにはヘリコイドも絞りリングも付いてないので、それをマニュアルで使うようにしたという、この後ろ向きな発想が本機の運命を決定付けたのだった。

右側の親指位置にあるのがフォーカス用のダイアル。ゆっくり動かした場合と、素早く動かした場合ではフォーカスの繰り出しスピードが異なる。
駄作の評価も多いが、OM707よりはおそらくマシでだろう。アレはAFがなかなか合焦しないうえにPFが使いもにならないくらい遅い、というスバラシイ機体だから...

2004.10.27
OM707を購入。思っていたほど悪くは無い。カメラは自分で買って使ってみなければわからないことを痛感。

OM101の優れた点を挙げるとすれば、デザインのカッコよさだろう。ペンタ部が低く曲線が生きている。EOSなどの曲面デザインとは比べものにならない。
レンズはOlympus AF 35-70mm/F3.5-4.5。三桁機用レンズはZUIKOを名乗ることを許されなかった。

MFのOM ZUIKOレンズを装着した場合には絞り優先で使用可能。AF・PFレンズには絞りリングが無いが、マニュアルアダプター２を装着すると絞り優先とマニュアル露出が可能。本機に付いているものは壊れていたが、デザイン上これを装着しないと格好が悪いので常時付けている。

追記：　このあいだ或るイベントでOM707を持っている女性を見かけた。理由が知りたい、何故707なのか...

2004.10.27
その女性はかなりの上級者だったのかもしれない。御見逸れしました...