FUJIFILM
EPION RVX
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APSフィルム使用のカメラをはじめて買った。
もちろん使う予定は無い。
いやがうえにも目立つ迷彩色のボディ。本来目立ってはいけないはずのボディ色だが、ともかくこんなボディ色のカメラは他にない(と思う)。
見かけから推察されるような軍事用ではまったくない。「エピオン安全第一」なるAPS工事記録用カメラ(ボディ前面に漢字で「安全第一」と書かれた凄いカメラ)を基に、「サファリ」をイメージした、あくまでイメージしただけのカメラである。愛称は「マサイマラ」。マサイマラ野生動物救済基金に売り上げの一部が寄付されたらしいが、いかほどの金額が集まったのだろうか...
APSのカメラは現在悲しくなるほどの値段で取引されているが、このカメラは別である。おそらくまったく使う予定の無い人たちが見かけの格好良さで買っているのだろうが、もうひとつ、付属の外付けファインダーが購入の動機になっている、と思う。
このファインダー、アクセサリー・シューに取り付けるのだが、もちろんAPS用なので35mmとはフォーマットが違う。しかしながら全視野でほぼ28mmの焦点距離の画角に一致し、中央のフレームもほぼ50mmに合致するのである。レンジファインダー機用に外付けのファインダーを買うと、これが結構な値段であるから、そういった事情でこのカメラに目を付ける人が少なからず居るようだ。
かなり大振りのファインダーだが、見え方はそこそこ良い。もちろんコシナ製などのファインダーと比べてはいけない。値段が一桁違うのだから、価格相応の見えかたである。おそらくこのファインダーを使う人の多くはBessa Lに付けてみようと考えるだろうが、筐体が干渉してそのままでは装着不可。取付脚部を改造する必要がある。
ファインダーじゃなくてボディそのものについて何か書きたいのだが、なんせ使ったこともないし使う気もないので書くことがない。スペックを記載すると、レンズは3郡3枚の25mm F4。1/6〜1/450秒のシャッター。バッテリーはCR123A。当時の価格は3万7000円だった。
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