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これは、ウィリアム・ウォレスの物語。 英国の歴史家達は虚説と言うが 歴史はいつも、英雄を葬った側から書かれるものだ。 ストーリー: 13世紀のスコットランド。残虐非道なイングランド王エドワード1世は、スコットランドを不当な支配下におき、圧政を敷いていた。 そんなスコットランドで、少年時代に家族を英国兵に惨殺されたウィリアム・ウォレスは、その後おじに連れられて世界を旅して回ることになる。やがて成人し、故郷へ帰ってきたウィリアム。彼は生まれ故郷で、平和に暮らすことを望んで帰ってきたのだった。 だが、その地で再び家族を英国兵に惨殺されてしまい、彼はやがてスコットランドの民衆を率いて、自由を勝ち取るための戦いを挑んでいくのだった。 |
スタッフ キャスト |
スコットランドに実在したと言われる、救国の英雄ウィリアム・ウォレスの生涯を映画化。 現在もなお問題を抱えるスコットランドとイングランドの、その暗黒時代を舞台にした英雄物語。圧政を敷いているイングランド王と、それに立ち向かうスコットランドの人々の戦いを描いています。 その争いの中に、スコットランド貴族達の思惑などが絡んできて張り巡らされる陰謀と策略、そして自由を渇望する民衆達の想いなど、様々な要素を含みつつ物語は進行していきます。 そしてウォレスは、殺された妻への想いを支えにして、自分が信じる「自由」への信仰を貫き通していくのです。 スコットランドでは彫刻まで造られているという、英雄の物語。 その生き様は、熱く胸を打ちます。 |
メル・ギブソン主演の歴史大作であり、メルギブソン自身の監督第2作目になります。 この作品は、1995年アカデミー賞で作品賞をはじめ、監督賞、撮影賞、音響効果編集賞、メーキャップ賞の5部門を受賞しています。 この作品で描かれた13世紀という時代の壮大さと、戦闘シーンのスペクタクルぶりは圧巻の一言。すさまじい迫力でスクリーンを席巻します。 やはり特筆すべきはメル・ギブソン。 この作品までは、実は私は「ただの」アクションスターとしか認識していませんでした。演技で見せる俳優ではない、と思っていたんです。 ところが、この作品の予告編を観たとき、私はこのメル・ギブソンの演技に心奪われてしまいました。軍隊を前にして「Our Freedom!」と叫ぶあのシーンの躍動感と痺れるような発声に、これまでの認識が誤りだったことをはっきりと悟らされたんです。 「いい役者になったんだなぁ……」 初めて「ブレイブハート」の予告編を観たとき、私は最初にそんなことを思いました。 そして、これが彼にとっては監督作2作目。2作目にして、よくこれだけの超大作をまとめ上げたものですね。感心することしきりです。 ラストシーンでは、何度観ても涙がこぼれます。 撮影はとんでもない苦労の連続だったというメル・ギブソン。しかし、その苦労は十分にスクリーンに実を結び、傑作を生みだしたといっていいでしょう。 あまりの苦労のためか、この作品のあとにメル・ギブソンは監督をしていませんが、小さな作品でも構わないのでいつかまた監督作を観せて欲しいと思っています。 |
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1995年アメリカ映画 178分 20世紀フォックス提供 音声 オリジナル(英語)ドルビーデジタル(5.1チャンネル) 日本語ドルビーデジタル(2チャンネル) 字幕 日本語字幕 英語字幕 映像特典(特典ディスクつき) 「オリジナル劇場予告編」 「メイキング・オブ・ブレイブハート」(約28分) |