前夜、オフ会参加の皆さんと別れた後、右往左往してやっとホテルまで帰ってきた私。
さすがに、疲れていました。
この日、ホテルで目を覚ましたのは朝の9時30分頃でした。
のそのそと起き出して、昨夜お風呂にも入らず寝てしまったのでシャワーを浴びる。
それから着替えて、荷物をまとめて……ホテルを出たのは、10時30分頃でした。
飛行機は、伊丹空港を午後5時発。まだまだ時間はあります。
せっかくですから、熊本でやっていない映画を観て帰ろうかな、と思いました。
まずは、移動。長堀橋駅から地下鉄に乗ってもいいのですが、乗り換えなんかも面倒ですし、ちょっとだけ心斎橋を歩き回ってみたくもあったので、心斎橋駅まで歩き、コインロッカーに荷物を入れて周辺を散策してみました。
すると、ふと駅のそばのゲーセンに目がいきました。
可愛い女性店員さんがサンタのコスプレをしていたのでUFOキャッチャーに、可愛いスヌーピーのぬいぐるみがあったため、吸い寄せられるように中に入っていく私。1回200円ですが、失敗してぬいぐるみが倒れるたびにサンタコスプレの女性店員さんが取りやすい格好にセットし直してくれたため、こちらも数回チャレンジ。結局4回目にしてそのスヌーピーをゲットしました。
ちなみにその写真はこちら。
これ、実は電池式のオルゴール。左手がスイッチになっていて、握ってやるとクリスマスソングのオルゴールが流れ出し、左右の足をばたばたと動かすのです。
いやー、これは可愛い。いい土産が出来た。あげる相手はいないけど。
さて、その後、梅田駅まで移動。
ここでも、まずはコインロッカーに荷物を入れて、それから空港へのバスのチケットを購入しに行きました。
そのついでに、バスの時間も調べておく。5時フライトということは、4時30分には遅くとも空港に着いておきたいところです。
バスは、毎時0分、15分、30分、45分と、15分おきに出ているようです。梅田駅から空港までおよそ30分ですから、4時発のバスに乗ればぎりぎり……出来れば3時45分のバスには乗りたいところですね。
ところが、時刻表には、恐ろしい張り紙がしてありました。
「本日、渋滞の場合は午後から運行しない場合もございます」
なんじゃそりゃぁ!
一瞬目を疑いました。公共交通機関が、道路状況によって運行しないこともあるなんて……さすが大阪、凄い道路状況です。
しかし困りました。このとき、すでにバスのチケットは購入済み。しかし、運行しない可能性もあるのだったら、運行している今の内にバスに乗って空港まで行っておいた方が得策ではないか?
時計を見ると、丁度お昼の12時頃でした。次のバスは12時15分。空港に着くのは12時45分です。
しかし、そんな早くに空港に着いても、その後どうすればいいのか?
そんな気持ちが頭をよぎります。
結局、「大丈夫、信じろ、午後もちゃんとバスは出てるさ!」と自分を騙しながら駅周辺で映画館を探すことにしました。
去年も、この梅田駅の近くで映画を見て帰りました。今年も、とりあえず同じ映画館に行ってみよう、と思ったのですが……。
えーっと、去年の映画館って、どこだっけ?
そう、私は、そのバス乗り場からどう行けばその映画館にたどり着けるか、さっぱり分からなかったのです。
そ、そうだ、その向かい側には、屋上に赤い観覧車があるビルがあった! 赤い観覧車のビルを探そう!
そう思ったのですが……。
えーっと、赤い観覧車のビルって、どっちだっけ?
私はこの時、すでに自分がどこにいるのかすらも分かっていなかったのです……。何だか、今回のこの大阪旅行、迷いすぎじゃないか俺?
そういえば、地下鉄駅構内に案内図があったぞ!
そんなことを思いだし、地下街に降りていく私。ですが、そもそもそのビルや映画館の名称すら、私は覚えていませんでした。地図を見ても、分かるはずがありません。
それでも、案内図によると、第4ビルの先の方に映画館らしき建物があるのが分かりました。
この際、映画館なら何でもいいや。
半ばヤケになってそんなことを思い、私は第4ビルを目指して地下街を歩いていきました。
ところが、地下街から第4ビル周辺へ上がった途端、またしても方向を見失う私。林立するビルや地下と地上の上下移動で、完全に方向感覚が狂っていました。
「そういえば何かのテレビ番組で、都会のカラスは都会の複雑な環境で生き延びるため、田舎のカラスに比べて脳の構造が発達しているなんて言っていたっけ……オイラも所詮は田舎のカラスか……」
などと、そんな想いが頭をよぎる私。
それでも第4ビルの周辺をさまよい続け、何とかその近くに映画館を見つけることが出来ました。
そこは、「梅田ブルク7」というシネコンでした。
上映時間表を見て、12時30分から始まるというクリント・イーストウッド監督・主演の「ブラッドワーク」という映画が目にとまります。この映画は熊本ではやってないな……ほう、スリラーものかぁ、好きなタイプだな。
と、いう訳で「ブラッドワーク」に決定。12時30分からの上映だったら2時30分に終わります。その後コインロッカーに荷物を取りに行き、バス乗り場までとって返しても3時のバスには乗れるはず。渋滞でバスが遅れても、いくら何でも4時30分までには空港に着いてくれるだろう。
そう計算し、チケット売り場へ。
窓口のお姉さんに告げます。
「ブラッドワーク、一枚」
「はい、ブラッドワーク、1時30分からの回でよろしいですね?」
「はい」
反射的にうなずき、お金を支払う私。そしてチケットを受け取り、窓口から離れたところで、ふと気づきました。
あれ? 1時30分から、って言った?←遅い
慌ててチケットを見る。しっかりと「13時30分」という記入がしてあります……あれれ?
再び、上映時間表を見てみる。すると、なんと「12時30分からの上映は12月14日のみ」と書いてあるではありませんか……昨日だけだったのか! つーか、よく確かめろよ俺!
あっさりと私の計算は崩れました。
再計算。1時30分からだと、終わりは3時30分。急いで移動しても、バス乗り場に着くのは3時50分。ということは乗るのは4時のバスです。が、4時のバスだと、順調に流れても空港着は4時30分でぎりぎり……渋滞で遅れたりすると、下手すると飛行機に乗り遅れてしまう可能性さえ……。
どう考えても、時間に余裕がなさ過ぎます。映画を見ても、渋滞さえしなければ計算通り4時30分に空港につけるかも知れませんが……今回の旅行に関していえば、私はすべてツキのない方に流れていってしまってますからね。無理はしない方が無難でしょう。
泣く泣く、映画鑑賞は諦めることにしました。
一瞬、チケットを払い戻してもらえないかな、なんてことも考えましたが、しっかりと窓口で時間の確認にうなずいてしまってますから、それも出来ませんね。
本当に残念ながら、チケットだけを記念に持ち帰ることとなってしまい、私はシネコン「梅田ブルク7」を後にしたのでした。
これがその記念チケットです。……あー、悔しい!
さて、映画館から出てきた私は、もうさっさと空港に行ってしまおう、港内でフライトの時間を待とうと考えました。
まずは、コインロッカーに荷物を取りに行くことにします。
元来た道を戻るべく、第4ビル横の地下道入り口へ……って、あれ? 私が上がってきた地下道入り口って、ここだっけ? ちょっと違ったような……。
そ、そう、もうちょっと歩いたところだっぞ、そうそうあっちの方だ。あれ? あっちには入り口ないじゃん……あ、向こうだっけ?
再び右往左往。やっと入っていった地下道入り口は、やっぱり元来た道とは違う道でした。
ふふん、所詮オイラは田舎のカラスさ……。
でも、どの地下道も梅田駅には通じているはずです。
とにかく自分の頼りにならない方向感覚だけを頼りに(←ダメじゃん)、地下道を歩き続ける私。
長い時間地下道を彷徨い(途中にあったゲーセンに座って休んだりしながら)、やっと元の道に戻ったときには、疲労感もピークに達していました。
もういい、さっさと空港に行って食事取りながら休む!
こうして、1時45分のバスに乗り、私は空港へと向かったのでした。
それにしても、映画館から出てまた迷うのだったら、やはり映画を観なくて正解でしたね。これで映画観ていたら、絶対に飛行機に間に合わなかったでしょう……。
私が伊丹空港に着いたのは2時20分でした。フライトまでは、まだ2時間30分以上あります。
早々に搭乗手続きを済ませ、私は空港内の書店で漫画雑誌を2冊ほど買い込み、長く座っていられそうな飲食店を探して空港内を歩きました。
結局、3階にある、いくつもの飲食店が入っているスペースが、最も気兼ねなく座っていられそうだったのでそこに入り、うどんの定食を食す。しかし、残念ながらここはあんまり美味しくありませんでした。大阪で美味しくないと感じた食べ物って初めてかも。
その後、アイスコーヒーをとり、3時30分頃までずっと漫画を読みつつ時間を過ごす。
それから、軽く空港内のお土産店を見て回り、4時過ぎには搭乗口ゲートへ。
そして5時、私は大阪の街を後にしたのでした。
何だか、本当に迷い、歩き、くたびれ果てた旅でしたが、それでも楽しさもいっぱいもらって機上の人となれました。
また来年もくるぞ、大阪!
さて。
この後、熊本空港に着いた私は、そのままDVDショップへ直行。しっかりと「E.T.20周年特別版」のDVDを買って帰宅したのでした。
しかし、この旅の疲れがよほどたまっていたのか、この数日後に私は風邪で寝込んでしまうことになりました。いくら去年も来ているからって、やはり事前の準備なしではバタバタしすぎたかなと思っています。
反省して、第3回オフ会ではしっかりと準備し、のんびりとした旅行にしたいと思います。
重ね重ね、今回のオフ会に参加された皆様、ご迷惑をおかけしました。そして、ありがとうございました。
また、第3回オフ会でお会いしましょう。
2002年12月29日UP