Nの在籍車両の紹介

在籍する主なNゲージ車両を紹介します。


非電化区間ですのでディーゼル機関車と気動車ばかりです。
しかも、旧い製品ばかりで最近の製品はありません。
特に旧い車両や、特徴的な車両、気に入っている代表格の車両を紹介します。




●9600(KATO 2015)


比較的最近のKATOの製品です。
走りも、見た目も良いものですが、走行音はKATOにしてはやや大きめです。
TomixのパワーパックのN-1000-CL(スイッチング式)ではかなりのスロー走行ができます。
一方、N-500(トランス式)では全然ダメでロケットスタートになってしまいスローも効きません。
(この9600の様に最近のモータは最近のパワーパック、昔の古いモータはトランス式のパワーパックで上手く走るようです)
キャブ内部が造り込まれていてなかなかの出来ですが、走りに関してはKATOの古いC62やDD51の方が勝っています。
ロッドの出来映えは細かく再現されているものの、マイクロエースに似ていて軸方向の厚みがあります。



●DD13(KATO 7001)


KATOの旧い製品ですが、走行は上々で、音も静かです。
デッキの手すりも細く仕上がっていて全体の雰囲気はなかなか良くできています。
眺めていると、KATOの金型は昔から繊細で素晴らしいものだったんだなあと感心させられます。
これの定価は3000円台で、安価でとても良かったのですが、既に、生産中止品で、KATO 7012に置き換わっています。




●DD51(KATO 7002)


ウェザリングされたジャンクを、ネットオークションで破格値で入手したものです。
ギクシャクしてまともに走りませんでしたが、ほんの少し注油して30分ほど走らせれば、在籍車中で最高の安定走行機になりました。
重量級で相当な牽引力があるので、主に試験走行とレールクリーニングカーの牽引に就いています。
ボディは長くR243のカーブでは、中間台車が大きく外側にせり出すのは致し方ありません。
この製品もKATO 7008に代替りしています。



●DE10(KATO 7003)


やはりKATOの旧い製品です。
集電系にバネ状のものがないためか、放っておくと走行はギクシャクします。
しばらく走行させると、安定になります。
シンプルですが、DD13(KATO)と同様デッキの手すりも細く、雰囲気はよく再現されています。
初期の製品は車輪が全て金属で光っていましたが、後期のものはこの写真のように内輪が黒い樹脂で実感のある足もとになっています。
この製品は、KATO 7011に代替りしています。



●DE10(Tomix 2208)


TomixのDE10で旧い製品です。
スプリングウォームでジーという独特の音で走るのがかえって魅力です。
超スローはできませんが、スケールスピードで30km/h程度は十分可能で、安定して走ります。
デッキの手すりの部品は太くて全体的にごつい感じがしますが、悪くはありません。
この製品は、Tomix 2223に代替りしています。



●DD54(Tomix 2203)


TomixのDD54で、やはり、旧い製品です。
DE10(Tomix)と同じくスプリングウォームで、音と走りに共通するものがあります。
DD54は、長らく他社の競合製品が無く唯一の製品でしたが、KATO 7010や、マイクロエースからも発売されています。



●キハ20(KATO 602)


これは、KATOの旧い製品です。
床下をグレー塗装、サッシに銀を入れたもので、標準とは様変わりしています。
このように塗られたものをネットオークションで格安で入手したものです。



●キハ22(GM)


GM(グリーンマックス)のキハ22で塗装済みキットを組み立てたものです。
この写真はM車でGMの動力を組み込んでいます。
この動力は、KATOの9600とは反対にトランス式のN-500パワーパックで安定した走りをみせます。
逆にN-1000-CLではスローが苦手です。
最近は動力が床下になっている製品が多いのですが、この構成では床上に動力が来ます。
したがって内装は表現できませんが、床下の出来映えはなかなかです。
私は床下に「塊」ができないこの構造の方が好きです。
車窓から車内がどうなっているかをのぞくよりも、床下の方がずっと気になるからです。
床下は、実車ではかなり汚れて黒くなっていますので、これもあえて濃い色で塗っています。



●キハ10(Tomix 2445)


比較的最近のTomixの製品です。
ドア下窓も表現されていてディテールは大変良くできており、走行も抜群です。
それゆえ残念なのは床下で、モータ部分の塊がGMのキハ22に比べると気になります。
床下の色も新車ではそうなのでしょうけど、明るすぎます。



●南部縦貫鉄道キハ10レールバス(Tomix 92134)


比較的最近のTomixの製品です。
車体が軽い上に2軸しかないので集電不良を起こしやすく、それを改善するためのウェイトが付属しています。
ウェイトをつけると走行はとても安定しますので、窓は黒くふさがれますが十分値打ちがあります。
集電機構にバネがあり、ゆらゆらと揺れながら走行しますが実物がそうなので、かえって実感があります。
写真は、とても小さく写っていますが、このページの他の車両とほぼ同じスケールです。
車体がとても小さくレイアウト上では違和感があるほどです。



●マルチレールクリーニングカー(Tomix 6421)


レールクリーニングカーにはいくつかの製品がありますが、これは、お勧めの一品です。
吸引の掃除機、湿式、乾式を用途によって選べますが、なにより掃除機が便利でレール上の埃をかなり吸い込んでくれます。
写真の金属網の部分が上部に外れ、その内部に吸引したゴミや埃がたまる仕組みです。
パワーパックをN-500で使うと低速走行時でのクリーニングモータ回転が遅くなり実用になりません。
N-1000-CLを使うと低速走行でも十分なモータ回転を得られ吸引効果抜群となります。
結構重く、牽引力のある機関車が必要です。



*写真は全て室内の蛍光灯下で撮影したものです。




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