
Think Padを使っていて苦労したり、気がついたことをまとめてみました。
目次
Think Pad共通
ThinkPad240
ThinkPad570
ThinkPad535
Think Pad共通
・トラックポイントのドリフト
ThinkPadの最大の特徴のトラックポイントですが、使っているうちに"ひとりでに動いてしまう"ことがあります。トラックポイントはプラスチックの棒に加えられた圧力をセンサーで感知してポインターを動かす構造ですが、センサーにどうやら"歪ゲージ"と呼ばれるものを使っているようです。このセンサーは温度の変化に弱いので、常にキャリブレーションを行ってポインターが勝手に動かないようにしている様です。それでもポインターが動いてしまった場合は、手を離してちょっと待つと止まります。
それでもドリフトが収まらない場合は、ロジクールのマウスについてくるマウスドライバと変えると、動き・感度を細かく調整できるので、ドリフトしにくくなります。
・フロッピーディスクドライブの互換性
ThinkPad220、230、110、535、240、570のフロッピードライブには互換性があります。
・ACアダプタの互換性
ACアダプタにもある程度互換性があるようです。間違って使うと壊れるような組み合わせがある場合はACアダプタのコネクタ形状を変えて、使えないようにしているようです。ただし、すぐに壊れないだけでACアダプタから発熱したり、充電ができなかったりしますので、自分で判断できる人が自己責任で使うにとどめてください。
・サスペンド、レジーム
サスペンド:一時停止の意味。標準の設定では、ディスプレイを閉じるかFn+F4でサスペンドに入る。ディスプレイやハードディスクの電源はOFFになるが、メモリーには電源が供給されているため、バッテリーを消費する。バッテリーがフル充電の場合(TP240
21Jでは)、3日程度、サスペンドの状態を保つことができる。
レジーム:サスペンドの状態から、サスペンドをする前の状態に復帰する。標準の設定ではディスプレイを開くと復帰する。
これらの機能の設定はThinkPad機能設定から行うことができる。
Windows95まではBIOSの機能で行っていましたが、Windows98以降はBIOS+OSの機能で実現されるように変わりました。ThinkPadの場合、ACPIに対応した結果、サスペンド、レジーム、ハイバネーションがものすごく遅くなり、不安定になった(ような気がする)。Windows2000の場合は、BIOSへの依存度が減ったためか、Win98よりもかなり早い(しかも安定している)。LANに接続しているときに、サスペンドを行うと、ほぼ確実にOSがハングアップすると思ったほうが良いようです。できのいいドライバを使っているネットワークカードだと問題が少ない(まったく問題無いことはほとんど無い)こともあります。Win2Kだと、問題になる確率は減るようです。
・ハイバネーション
動作している状態のメモリの内容をハードディスクに書き込み電源を切る。再び電源を入れると、ハードディスクからメモリの内容を読み出し、電源を切る直前の状態に復帰する。メモリに電源を供給する必要がないため、ハイバネーション中はまったく電力を消費しない。メモリの内容を保存するためのファイル(ハイバネーションファイル)を、あらかじめThinkPad機能設定で作成しておく必要がある。
ハイバネーションファイルはThinkPad570、240ではディスク上の連続した領域に作らないとうまく動かないので、新たに作成する場合は、デフラグを行ってからの方がいい様です。またメモリーを増設した場合は、一度ハイバネーションファイルを消して(ハイバネーション不可にしてから)から、新たに作る必要があります。記録しておくデータ量が増えるので当然ですね。またハイバネーションしたまま、メモリーを増設したり、HDを交換したりすると、かなり面倒なことになります。(立ち上がらなくなる) こんなときはBIOS設定を立ち上げて、”ハイバネーション”を無視して立ち上がるように設定を変える必要があります。(どこを変えるかは正確に思い出せない、、) LANに接続しているときに、ハイバネーションを行うと、ほぼ確実にOSがハングアップすると思ったほうが良いようです。できのいいドライバを使っているネットワークカードだと問題が少ない(まったく問題無いことはほとんど無い)こともあります。Win2Kだと、問題になる確率は減るようです。
・ネットワークカード
ネットワークに接続している状態では、OSがちゃんと終了する確率は非常に低くなります。とくにファイル共有などを行っていると、特にトラブルが発生しやすいようです。16ビットPCカードの10Base-Tの定評のあるメーカーのネットワークカードの場合、問題が少ないような気がします。(ドライバが枯れてる) カードバス仕様のネットワークカードやUSB接続のネットワークカードだと意外とトラブルが出ます。ネットワークに接続しているときは、省電力設定を無効にして使うほうが良いようです。ネットワークカードは覚悟して使いましょう。
TP240
・起動時の"ぴぽ”を鳴らない様にする
Fn+Backspaceを押して音を鳴らない様にすると、起動時も音がしなくなります。タスクトレイのスピーカーアイコンの所で音を最小にしても、起動時に音が出てしまいますので注意してください。これでもまだ音が鳴るようだったら、BIOSのバージョンが古いのでIBMのホームページからダウンロードして書き換えてください。
・マウスの認識
PS/2マウスポートは電気仕様として"電源ONで抜き差しできない"ことになっています。古いThink
Padでは電源ONで抜き差しして基盤を壊してしまった例もあります。TP240ではUSBマウスを使うのが便利です。USBポートもマウスを使うのに丁度いい位置です。私は、机の上ではUSBマウスをつかい、出先ではトラックポイントを使っています。
・内蔵モデム
内蔵モデムは"ワールドワイド対応"を謳っていますが、ネゴシエーションがうまくいかなくて、相手のモデムにうまくつながらないことがあります。ソフトウエアモデムなのでソフトが原因かもしれませんが、、、私の場合、PCカードモデムを予備として持ち歩き、内蔵モデムでつながらなかった場合は、カードモデムを使っています。
・PCカードスロット
小さめ(というか規格ぎりぎりの大きさらしい)なのでものによってはかなり強く押し込まないと認識しなかったり、動作が不安定になったりします。
・ディスプレイが写らなくなる病
初期のモデルに多いようですが、ディスプレイが写らなくなるトラブルが結構起こるようです。ヒンジ部分のフレキシブルケーブルに問題が有るようです。もしこの症状がでてしまったらメーカーに戻して修理することが必要です。
・キーボード
Think Padシリーズはキーボードの出来が他社のノートパソコンよりも良いといわれています。少なくとも私は使いやすいです。でも240のキーボードは、薄型化のためか打ち心地は良いものの、表面が波打ったり、ちょっとしたことでキートップがはずれたりするトラブルが出やすいです。このトラブルもメーカーに戻して修理することが必要です。
・シリアルポート
ThinkPadシリーズはレガシーインターフェースを省略しないことが美点で、当然240にもシリアルポート、パラレルポートがついていますが、シリアルポートの動作が不安定です。BIOSのアップデートで改善されていくと思ったのですが、いまだに不安定です。私の場合、タイムアウトで通信が切断されてしまうような動作を示すことが多いです。省電力設定が関係しているとか、赤外ポートや内蔵モデムの設定と関係があるとかいろいろ噂はあるようですが、真相は不明です。
TP570
・マウスの認識
TP570はBIOSレベルで、PS/2ポートにマウスをつなげたら、自動的にトラックポイントがOFFになるような機能があります。この機能は電源がOFFの時にマウスをつなげないと働かないようです。この機能がある為かどうかはわかりませんが、USBマウスを570につなげてもうまく認識してくれないことがあります。BIOSでこの機能をOFFにしても調子は悪いです。本体のUSBポートもマウスをつなげるには不便なところにあるので、PS/2マウスを使いましょう。ウルトラベースのUSBポートにつなげた場合はそこそこ動くようです(ちゃんと検証していませんが)。
・ウルトラベース
ウルトラベースを合体させるときは、コネクタ部分がちゃんとつながるように意識して取り付けた方がいいです。たまに認識できないことがあります。
・2nd HDDアダプター
ポータブルデバイスベイのオプションに2nd HDDアダプターというものがあります。これはポータブルデバイスベイにハードディスクを取り付けるための物ですが、ハードディスクもそれを固定する金具も付属していません。適当な2.5inchのハードディスクを取り付けて、"なんとなく"固定しておけば使うことができます。570に対してはチップセットの2nd
IDEポートに接続されるので、アクセスは比較的高速です。DMA転送でも使うことができます。
TP535
・キーボード
"E"のキーだけ打ちにくい(押したと思っても入力できないことがある)ですが、これは構造上の問題(このキーの下に構造物があって反発力が微妙に違うらしい)なので、"E"は丁寧に打つしかないです。後期モデルは改善されているらしいです。
・MWAVEモデム
DSPを搭載して、ソフトウエア的にモデム、音源として使うというものです。モデムと音源が1個のチップ済み、消費電力も少ないというなかなか面白いデバイスですが、いかんせん癖が多いです。インターネットサーフィンをしているときは"音が鳴らない"し(モデムと音源兼用なので仕方が無い)、モデムとしての動作もいまいち不安定なのでPCカードモデムを使ったほうが良いです。音源として使う分には、まあまあです。
・トラックポイントの感度
535のトラックポイントだけ他のThinkPadに比べて"固い"です。キーボードを薄くした結果トラックポイントの"棒"が短いのが原因のようです。ロジクール製のマウスドライバ(マウスを買うとついてくる)に入れ替えて、加速度を最高にすると調子よく使えます。