Steve Turre


 法螺奏者としても有名なスティーブ・トゥーレですが、結構いろんなアルバムが出ています。レスター・ボウイ(Tp)のブラス・ファンタジーに参加してたらしいです。初めて聞いた時の音色がすごく割れたきちゃない感じの音だったのでしばらく嫌いなプレイヤーでした。しかし、たまたま別の機会にスティーブ・トゥーレを聴く機会があって、その時の音色はとても柔らかく、かといってただ柔らかいだけじゃなく粘っこいと言うか芯がはっきりしていると言うかその音色にとても魅力を感じました。
  どうも、音色の幅がとても広い人のようです。また、とても「アイデンティティー」というものを大切にする人で、ホラ貝を吹くということも自分はメキシカンであることの一つの拠り所なのだそうです。とにかくすばらしいトロンオーン奏者です。
ちなみに、今もそうか分かりませんが、YAMAHAのトロンボーンを使用しています。(ちなみにJJも復帰後ってゆうか晩年はYAMAHAのトロンボーンを使用していました)

好きなアルバム(持ってるアルバム)

リーダーアルバム

RHYTHM WITHIN

 買ったけどほとんど聴いてなかったアルバムです。理由はホラ貝にあります。1曲目最初にメロディを奏でるのはホラ貝なのです。そのとたんに聴くが気が無くなってしまいました。しかし、せっかく買ったのにということと(実は買うけどほとんど聴かないCDなんて山ほどある)後学のため(どういう意味や?)聴いてみると、なかなか面白いという気がしてきました。んで、聴いて行くうちにホラ貝の何ともいえない音色がクセになってしまいました。ハービー・ハンコックがピアノで参加しているのですが、ハービー・ハンコックってほんとかっこいいですね。ファンク系からごりごり4ビートまでかっこいいです。

TNT

 TNTのTはトロンボーンとテナーサックスのTです。3人のテナー奏者との共演で、スタイルはとてもオーソドックス なトロンボーンとテナーサックスがフロントのクインテットです。とても聴きやすくといって軽い内容なのではなく、ただひたすら気持ちがいいサウンドです。このアルバムのでのスティーブ・トゥーレの音色はとても魅力的でこういう音が出せたらしいなぁと思う場面が多々あります。ちなみにこのアルバムではホラ貝を吹いていません。

One4J

J.J.Johnsonへのオマージュです。JJの曲を中心に(11曲中9曲)2トロンボーンから最高5トロンボーンまでのアンサンブルが楽しめます。音もきれいでほんとにすばらしアルバムでした。JJとは生前仲良しだったそうです。その関係もあってこういうアルバムを作ったんでしょうね。どれも、どっかで聴いたことのある曲で(ってゆうかJJのアルバムでもおなじみの曲ってこと)それらの曲を4トロンボーンなどのトロンボーンアンサンブルで演奏されるのです。すごくいい感じのアルバムですよ。一般ユーザーも一聴の価値あり。ロビン・ユーバンクスやスティーブ・デイヴィス(チック・コリアオリジンに参加してた人)なんかも参加しています。

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