中川英二郎 Eijirou Nakagawa



 スーパーテクニシャンとして若い頃から大活躍されています。デビューされた頃からずっと見てきました。1stアルバムが17歳ですよ。このアルバムがこれまた飛び上がるぐらいすごいアルバムなんですが、その後年を重ねられて発表された2007年のソロアルバムはしっとりとした感じの気持ちのいいアルバムでした。実は一度お隣で演奏をさせていただいたことがあります。NABLという西日本アマチュアビッグバンド連絡会のコンサートの打ち上げで即席のビッグバンドを編成して初見で演奏することがありました。そのときにリードトロンボーンを中川さんがされたときに3rdトロンボーンでその場に参加させていただきました。たしかベイシーのストライク・アップ・ザ・バンドだったと思いますが、(違うかな?とにかくベイシーのアレ系の曲)で途中のサックスソロのところで中川さんがソロを吹かれました。その圧倒的なプレイに思わず自分の入るべきバッキングところを忘れちゃいましたよ。横で聴いていると、ホントにタンギングは「ルタルタ」と言っておられましたよ。
 これまで、中川さんのページも作りたいと思っていたのですが、HP更新をする余裕がなくやらずじまいでここまできてしまいました。このままではいかんと思い少しずつでも書いていこうと思った結果がこのページです。

好きなアルバム(持ってるアルバム)

EIJIRO NAKAGAWA&Funk'55

 前述の17歳ののときにレコーシングした1stリーダーアルバムです。このアルバムは衝撃でしたわー。自分よりも4つも年下でこのテクニックは何だ!?って感じ。しかも、この頃こういうスタイルのトロンボーンプレイヤーのアルバムってあんまりなかったんですよね。ハイテクな感じの。中には、「味がない」と批判する人もいたのですが、絶対僕はカッコいいと思いました。この疾走感は気持ちいいですよ。もう売ってないかな〜。

For Musicians Only Vol.2

 そのまんまタイトル通りで、当時発売されたヤマハのサイレントブラスとのタイアップ(?)アルバムです。中川氏のアドリブソロの譜面が同封されていまして、一緒にふける&マイナスワンもあり、というアルバムです。この頃たしかJazzLife誌かなんかに、「アマチュアの方にも吹きやすいようにソロを吹くのが大変だった」的なコメントがありましたが、それでも難しいソロだと思いますよ。
 そうした企画モノではありますが、十分にアルバムとしての聴きごたえもあります。

Peace

 ブレッカーブラザーズとの共演アルバムです。このアルバムはとにかくカッコいいです。ブレッカー兄弟それぞれのプレイもカッチョ良しです。ファンクっぽいサウンドで正統派4ビートのイメージしかなかったので、初めて聴いたときは少しびっくりした記憶があります。

E

 約10年ぶりのソロアルバムということで、ピアノ・オルガンの小曽根真さんが全面的にバックアップしておられます。やっぱり年月で人は熟すものなのかもしれません。このアルバムは気持ちいいアルバムという言葉ぴったりきます。リラックスできるというかなんというか。少なくとも朝よりも夜の方が合うアルバムだと思います。

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