SOUTH AMERICAN COOKIN'
J.J.の演奏で有名なHELLO YOUNG LOVERSが聞けます。しかもピアノは同じトミーフラナガンです。こちらの方がややテンポが早いように感じました。このアルバムにはONE
NOTE SAMBAやBESAME MUCHOといったブラジル〜ラテン系の曲が収録されています。全体的に聞きやすくリラックスできます。しかし、このアルバム最後の曲「枯葉」のアドリブソロはいただけません。
CABIN IN THE SKY
同名ミュージカルからの曲をストリングスやビッグバンドをバックに演奏しています。全体的に気合いが入っていて良く歌っているように感じました。
僕はフラーにはハードバップヲ期待しているのでこれ系のアルバムはどうかなぁと少し心配していたのですが、思っていた以上に良かったです。
CRANKIN'
冒頭の曲からがらっと違う雰囲気に驚かされます。エレキバンドです(エレキの大将みたいな言い方ですが)。なんとベースにスタンリークラーク、ドラムにレニーホワイトが参加しています。時代を感じさせるエレキサウンドが妙に気持ちが言い不思議なアルバムです。アルバムの最後を飾る8ビートの曲は1970年代の映画かなんかで聞けそうな演奏です。
MEETS ROMA JAZZ TRIO
タイトルの通りなのだと思いますが、ライナーノーツが無くて良く分かりません。曲の方はIMPRESSIONSやNAIMAといったコルトレーンものからスタンダードまで聴きやすいです。コピーにもよさそう。お気に入りの1枚です。
SONNY'S CRIB/SONNY CLARK
このアルバムでもコルトレーンと共演しています。前半はスタンダード、後半はソニークラークのオリジナル作品というラインナップです。このアルバムには隠れた楽しみがあります。1つ目は2曲目SPEAK
LOWでコルトレーンがコードを間違えているところです。JAZZLIFE誌に載っていたのですが、Aメロをもう1度しなければいけないところでサビのコード進行のフレイズを吹いてしまったのです。一瞬ピアノのバッキングが止まりますが、何事も無かったように演奏は続いていきます。もう1つはタイトル曲で、始めのテーマと終わりのテーマとでは全くテンポが違うということです。これは笑えます。しかし、アドリブの内容はすばらしいの一言です。
ART BLAKEY JAZZ MESSENGERS
1曲目のALAMODEはフラー作曲です。テナーサックスにはウェインショーターが参加しています。このアルバムでのジャズメセンジャーズはファンキーというよりもモーダルな演奏です。