宇治田原の自然観察

2004年10月製作

斤况
宇治田原  栢村の露頭 1999年
ナカムラスダレハマグリの密集層を観察できる。
ナカムラスダレハマグリ 栢村 ノムラカガミ 栢村
エゾフネ  栢村 2000年 キリガイダマシ 大福 タマガイ 栢村
カニ    栢村 ムカシキサゴ   湯屋谷 アカガイとユキノアシタ 栢村

 宇治田原町は1500万年前の新生代第3紀中新世の綴喜層群の地層を観察することができます。綴喜層群を形成した海は東は長野県、西は広島県まで細長くつながっていたと考えられています。宇治田原の大福から湯屋谷にかけての自然観察コースは特に有名で、露頭が多く見られ地層の学習に最適です。また、栢村の砂防ダムの露頭ではナカムラスダレハマグリなどの密集層、植物化石、まれにカニの化石の観察ができます。

 観察にでかけられる季節は夏草をさけて晩春か早春が適しています。交通は京阪宇治駅から工業団地前まで行き、歩いて栢村または、大福にいきます。バスの本数が少ないので、あらかじめ時刻表を確かめて出かけてください。また、露頭は崩さず落ちている化石を探すことをお勧めします。