東尋坊 観光船乗り場 大池 遠くに雄島  2016.10.23
東尋坊 柱状節理の六角形断面を調べてみよう。
新生代第3紀中新世 約1200万年〜1300万年前にマグマが堆積岩に貫入し、冷え固まった火山岩を観察しましょう。柱状節理を見ることができます。柱状節理の断面の大きさに注目すると、千畳敷は3mにもなり観光船の発着場のある大池で2m前後、北端(船着き場)と南端の堆積岩層と接するところは小さいことがわかります。このことからマグマの貫入の中心部はゆっくり冷えて固まった千畳敷付近と考えられています。


福良浜 地層のでき方を想像してみよう。
新生代第3紀中新世 約1200万年〜1300万年前に堆積した米ケ脇層(こめがわきそう)を観察しましょう。崖はいつも浸食をを受けているため常に新しい露頭ができます。堆積岩は火山岩に比べ、柔らかいため浸食されて、大きな入り江になっています。海食洞、離れ岩などの海食地形を観察しましょう。夫婦岩に注目しましょう。レキ、砂、泥の土石流堆積物など地層のつながりを観察できます。
 地層に注目すると下から砂、レキ、砂、角レキ岩、が堆積している。海底地滑り堆積物
横から圧力を受けた逆断層も観察できます。また、レキ岩層に注目すると地層に堆積した石の方向から、堆積当時の川の流れを推察することができる。細長い石を上流より水流で転がすと、水流に垂直に細長い石が並ぶ。このことより堆積した当時の水の流れを推察することができます。


安東の海岸で黒曜石をさがしてみよう。
雄島から安東漁港に戻り、さらに海岸線を南に50mほど進むと凝灰岩砂岩層の上に礫岩層を観察することができます。この礫岩層の中に真珠岩や黒曜石を観察できます。崖の下の海岸では黒曜石(黒) ジャスパー(赤)メノー(半透明)のレキを採集することができます。


参考文献
福井市自然史博物館 自然史講座 ジオツアーA 東尋坊・雄島・越前松島の生い立ちを探る
北陸の自然を訪ねて 北陸の自然を訪ねて編小委員会 築地書館
東尋坊 千畳敷  2016.10.23
福良浜 夫婦岩(離れ岩)  2016.9.5
 海食洞 2016.10.3
安東  2021 04. 21
露頭の中の黒曜石
黒曜石の標本
縞模様 流紋岩    茶色 碧玉(へきぎょく)ジャスパー   黒色 黒曜石   緑色 シーグラス 
海岸のツワブキ