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GS(グリッドシート)は二種類(縦展開用シート・横展開用シート)あります
GSを利用するには最初に空のGSを作成しなければなりませんが、このときどちらのシートを作成するか、第二パラメタで指定することになっています(第一パラメタには当該シートを識別する任意の番号を指定します)
作成されたファイル名は、「GS_vN_hhhh」または「GS_hN_hhhh」となります
ここで、N は指定したGSファイルの識別番号で、その前にある「v」「h」がファイルのタイプを表しています
「v」が「縦展開用シート」、「h」が「横展開用シート」になります
最後の「hhhh」は(プロファイルで指定した)法人番号です
縦展開用シートは、n行m列のシートで各行各列にはブランクがセットされています
横展開用シートは、n行m列のシートですが、各行1列目には「Title」2列目には「Total」の文字がセットされます n,m はユーザが指定します、想定する利用目的に応じてシートの大きさを指定します
(試算表等の)データをGSの任意の場所に転記し、指定範囲の金額を集計し、集計金額間で演算を行いその結果を指定した場所にセットします
金額集計方法と演算結果の配置方法が各シートで異なるため、利用目的に合わせてシートを選んで下さい
横展開シートは利用する項目の数が異なるときに利用します
例えば、流動資産と流動負債の比率を求める場合、流動資産科目数と流動負債科目数は異なるのが一般です
これらの科目残高を任意の行の3列目から横に転記します(ここでは任意の2行に転記することになります)
「GS_hSum(#409)」スクリプトで横展開した金額の合計(ここでは流動資産合計と流動負債合計)を計算します、結果は2列目にセットされます
集計結果がセットされる列が2列目に固定されている点が横展開シートの特徴です
「GS_hSumCal(#410)」スクリプトで、流動資産合計行と流動負債合計行を指定し、演算種類を除算にすれば流動比率が計算されます
縦展開シートは利用する項目の数が同じときに利用します
例えば、管理費の予算残高を計算するときは、比較する予算と実績の科目数は同じになるのが一般です
「GS_vCal(#413)」スクリプトで、縦展開された予算と実績値の列を指定し(ここでは計算する行範囲の指定となりますが)、演算種類を減算にすれば予算残高が計算されます
「GS_vSum(#415)」スクリプトで縦展開された金額の合計を求めることもできます
したがって、縦展開シートで流動比率を計算することも可能ですが、この場合は、それぞれの合計額を同一行に置く必要があります
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