A3321

合計科目として「固定資産(簿価)」を科目マスタに登録し、固定資産と減価償却累計額の科目をここに集計するように設定しましたが、減価償却累計額が加算されてしまいます

合計科目「固定資産」に減価償却累計額を合算するときは、マイナスで加算する必要があります
マイナスで加算する場合は、集計先の合計科目Codeにマイナスを付けます
期待した結果が得られなかったのは、科目マスタの設定ミス(マイナス記号を付けなかった)ためと思われます
以下、科目マスタの設定例です
------------------------------------------
2100建物,D,10,・・・・・2900,2930
2200機械装置,D,10,・・・・・2900,2930
2300器具備品,D,10,・・・・・2900,2930
2900固定資産合計,D,80,・・・・・0,0
2920減価償却累計額,C,10,・・・・・0,-2930
2930固定資産簿価,D,80,・・・・・0,0
------------------------------------------
データの並びは科目定義ファイル(DA_cc)で指定します
ここでは、科目Code、科目名、貸借区分、科目区分(10はBS科目、80は合計科目)、・・・・・
最後の二つがユーザ定義タグ(フィールド)です−ここでは、key1,key2 とします−

この設定では、建物から器具備品までの key1 に「2900」が指定されているので、「2900固定資産合計」にこれらの合計金額ががセットされます
同様に key2 には「2930」が指定されているので、「2930固定資産簿価」にも同様の合計金額がセットされます
減価償却累計額の key2 が「-2930」になっています、したがって上記の「2930固定資産簿価」にはこの減価償却累計額の値が減算されます
試算表の金額はスクリプト実行で以下のように推移します
------------------------------------------
試算表作成直後
..........................................
2100建物,D,500
2200機械装置,D,400
2300器具備品,D,100
2900固定資産合計,D,0
2920減価償却累計額,C,300
2930固定資産簿価,D,0
..........................................
「Cal7ActG12ZTB(2900,"key1")」 実行後の試算表
..........................................
2100建物,D,500
2200機械装置,D,400
2300器具備品,D,100
2900固定資産合計,D,1000
2920減価償却累計額,C,300
2930固定資産簿価,D,0
..........................................
「Cal7ActG12ZTB(2930,"key2")」 実行後の試算表
..........................................
2100建物,D,500
2200機械装置,D,400
2300器具備品,D,100
2900固定資産合計,D,1000
2920減価償却累計額,C,300
2930固定資産簿価,D,700




Last Update 2016/01/30