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「展開一番」は、CSV(Comma Separeted Values)形式のテキストデータを扱います
値や項目はカンマで区切って利用するので、金額だけをカンマで区切ることはできません
「展開一番」はブリコラージュ会計を基本としているので、足りない機能は他の方法で補います
「展開一番」は完成した会計システムではなく、小さな単純な会計機能を持った群体として設計されています
どの機能をどの順番でどのように利用するかはユーーザーが決めなければなりません
それでは、具体的にどうするのか・・・
一番簡単な方法は、「展開一番」の出力帳票をコピーして表計算ソフトに貼り付け加工することです
試算表ファイル(ZTB_hhhh.txt)を例にすると
(1)試算表ファイルをエディターで開く
(2)必要な範囲を選択してコピーする
(3)表計算ソフトウェア(例えば、Excel,Calc〔LibreOffice〕など)に貼り付ける
(4)上記ソフトウェアで必要範囲を選択し、書式を選んで桁区切りを実行する
「展開一番」のスクリプトでも対応出来ます
(1「ConCom2Tab」スクリプトで試算表ファイルの形式を「CSV」から「TSV(Tab Separeted Values)」に変換する
(2)「Fmt3Digit」スクリプトで指定フィールドの数字を3桁区切りの数字に変換する
ただし、上記のスクリプトは一つのフィールドしか変換しないので、これを9回(*)繰り返すユーザスクリプトを作成します
(*)試算表ファイルは、開始残高欄・期中取引高欄・繰越残高欄のそれぞれに Dr. Cr. Bal. の金額欄を持つ
以下は、ユーザスクリプトの参考例です require "t1.rb"
ConCom2Tab("ZTB")...パラメタ指定のファイルから「Z3Digit_hhhh.txt」という「TSV]形式のテキストファイルを作成
Fmt3Digit(3,12)...「Z3Digit_hhhh.txt」の4列目(開始残高借方)を全長12桁の3桁区切りに整形する
Fmt3Digit(4,12)
Fmt3Digit(5,12)
Fmt3Digit(6,12)
Fmt3Digit(7,12)
Fmt3Digit(8,12)
Fmt3Digit(9,12)
Fmt3Digit(10,12)
Fmt3Digit(11,12)
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