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二科目仕訳と一科目仕訳について

「展開一番」では、Ver.002.XX以降、一科目仕訳を処理できるようにしました
以下、従来の二科目仕訳」と比較して仕訳例を記載します

【二科目仕訳】
YYYYMMDD,911,短期借入金,1000,当座預金,1000
YYYYMMDD,911,諸口,1000,短期借入金,1000
YYYYMMDD,911,当座預金,980,諸口,980
YYYYMMDD,911,支払利息,20,諸口,20


【一科目仕訳】
YYYYMMDD,911,1005,D,短期借入金,当座預金,1000
YYYYMMDD,911,1005,C,当座預金,短期借入金,1000
YYYYMMDD,911,1006,D,現金,短期借入金,980
YYYYMMDD,911,1006,D,支払利息,短期借入金,20
YYYYMMDD,911,1006,C,短期借入金,諸口,1000

二科目仕訳は、複式簿記のルールに従って各仕訳に貸借の科目を記載して作成します
複合仕訳は単一行の仕訳に分解して作成します

一科目仕訳は、データベースで効率的な処理ができるように、仕訳を単一のエントリーとして作成します
すなわち、仕訳を貸借別に分解し、借方データ・貸方データの集合として表現します
取引の同一性は「仕訳識別番号」−上記の例では伝票番号911の次の「1005」「1006」−で行います
会計伝票に複数の仕訳を記載する場合、例えば、この例のような借入金の借換取引では、会計伝票番号と仕訳識別番号の二つの番号が必要になります
「仕訳識別番号」の次の「D」「C」は、貸借いずれのデータであるかを識別するものです
この例では、自科目のほか相手科目を記載しています(5番目が自科目、6番目が相手科目)
仕訳に含めるデータの属性の選択やその記述順序は、従来通り、ユーザが仕訳定義ファイルで決めることになります



Last Update 2006/09/11