A1110


会計日は西暦和暦ともに使用できますか、元号の変更にも対応できるでしょうか
閏年には何年まで対応しますか
決算期が月末ではなく20日ですが、運用できるでしょうか


「展開一番」は、常識的な処理や操作をユーザ側に移すことによって、システムをシンプルにするという設計方針を採っています

会計日に関しても、「展開一番」での制約は(文字としての)数字だけで表記すること、桁数を揃えること、以外制限はありません
「展開一番」では会計日の妥当性チェックは行っていません、例えば、当該年が閏年であるかどうか、当該月日が存在するか否かなどのチェックは行っていません
仕訳ファイルの、会計日と定義したフィールドに入っている数字を会計日として扱うだけですから、西暦和暦の区別や桁数は関係なく、元号の変更や、閏年も関係ありません(例えば、会計日を「20040229」と表記するだけです)
会計日は「文字」であるため、その大小は文字列の左から判定されます、例えば、文字列「10」は「2」より小さいと判定されます
したがって、会計日の桁数を揃えていないと、会計日で仕訳をソートした結果は予期しないものとなります
また、桁数を揃えていても元号の変更があったときは、大小関係が前後するので、変更前後で仕訳をそれぞれソートしてから連結することになります(エディタの機能を利用します)

「展開一番」の処理は、仕訳の抽出から始まります(オリジナルのデータを保護するためです)
例えば、2月20日が決算期の法人で第一四半期の試算表を作成するは場合、期間取引高として、2月21日から5月20日までの仕訳を抽出します、集計期間をユーザが指定するため、決算期がいつであっても問題なく運用できます
また、仕訳ファイルには、「経過月」というタグ(フィールド)があって、これを利用することもできます
例えば、上記の場合、3月20日は経過月=1、3月21日は経過月=2、というように値をセットしておけば、第一四半期の仕訳は、経過月が1から3までの仕訳ということになり、期間指定がより分かりやすくなります
「経過月」を自動的に計算するスクリプト 「Cal7JM12XJQ(#112)」 が用意されています


スクリプトの後ろにある(#nnn)はスクリプトの固有番号です




Last Update 2003/09/09