バックアップとリストア 50

一般の財務会計パッケージは、以下のような問題点があり、実質的に過年度のデータが利用できません
1バージョンごとにデータのコンバートが必要になる
2一定の期間が経過するとパッケージのメンテナンスが打ち切られる
3オペレーティングシステムの変更に対応できない(こともある)
当該メーカの財務会計パッケージを使用し続けない限り、過年度データの利用は保証されません
「展開一番」は、仕訳ファイルと科目マスタがあれば、最低限の会計処理が可能になるように設計されています
また、会計処理の中核になる会計エンジンは、マルチプラットフォームに対応しているので、OSを変更しても、過年度のデータが利用できます


1.バックアップとリストア
この例では、ユーザスクリプトを複写(バックアップ)対象にしています
これは、「展開一番」ライブラリの追加変更に対応するためです
過年度のデータを処理するには、当年度のファイルを適当なフォルダに待避させ、バックアップデータを元の場所にそれぞれ複写します


2.バックアップファイル

すでに作成されている帳票ファイルや、ユーザが作成したユーザスクリプトを除けば、バックアップが必要なファイルは以下の通りです

共通ファイルで必要なファイル(消費税計算を「展開一番」で行わない場合は3と4は不要)
1科目マスタ(YA_cc.txt)
2科目定義ファイル(DA_cc.txt)
3消費税ファイル(YX_cc.txt)
4消費税定義ファイル(DX_cc.txt)

個別ファイルで必要なファイル
1基本マスタ(XK_hhhh.txt)
2仕訳ファイル(XJ_hhhh.txt)
3仕訳定義ファイル(DJ_hhhh.txt)

ユーザスクリプトで必要なファイル
1t1_Profile.txt
2t1.rb
3t1_GC.rb

Last Update 2010/08/26