スクリプト StV


書式 StVCgFXJ(key,value)
機能 (年次繰越)
繰越仕訳ファイルの指定フィールドに指定した値をセットする
試算表から作成される繰越仕訳は、場所情報(会計単位、部門、その他)を持っていない、そこで繰越仕訳作成直後に、必要に応じてこのスクリプトで場所情報を書き込む
全社の仕訳を、会計単位別等に区分して作成する場合に使用する
タグ名のうち、「科目」「消費税」「部門」「プロジェクト」については貸借識別文字を省略できる
貸借識別文字とは、タグ名に付く「D」「C」であり、貸借識別文字を除いた、科目のタグ名は「J_A」、部門のタグ名は「J_D」となる
「J_DA」は「借方科目Code」を、「J_A」は「借方科目Codeと貸方科目Code」を指定することになる

In CgFXJ_hhhh.txt
Out CgFXJ_hhhh.txt
パラメタ key:タグ名
value:セットする値
用例 StVCgFXJ("J_AU",100)
繰越仕訳ファイルの会計単位フィールド(タグ名「J_AU」)に「100」をセットする
StVCgFXJ("J_D",100)
繰越仕訳ファイルの借方部門Code(タグ名「J_DD」)と貸方部門Code(タグ名「J_CD」)に「100」をセットする



書式 StVJFlgD(key,sV,eV,value)
機能 (その他)
仕訳ファイルの指定範囲の仕訳の削除フラグ(「J_FlgD」)に指定した値を加算する
特定条件で仕訳を削除するとき、当該仕訳を絞り込むために使用する
例えば、4月の部門Aのプロジェクト番号8番の仕訳を削除するとき、会計日が4月の仕訳に1を加算し、部門Aの仕訳に2を加算し、プロジェクト番号8の仕訳に4を加算すれば、削除すべき仕訳の削除フラグの値は7になる
DelXJ_VJFlgDスクリプトでパラメタに7を指定すれば当該仕訳を一括して削除できる
パラメタのvalueにゼロを指定すると、削除フラグがゼロになる
仕訳の範囲を絞り込むキーとなるタグ名のうち、「科目」「消費税」「部門」「プロジェクト」については貸借識別文字を省略できる
貸借識別文字については、StVCgFXJスクリプトの説明を参照のこと

In XJ_hhhh.txt
Out XJ_hhhh.txt
パラメタ key:タグ名(仕訳の範囲を絞り込むキー)
sV:keyの開始値
eV:keyの終了値
value:加算する値
用例 StVJFlgD("J_M",6,6,9)
経過月(タグ名は「J_M」)が6の仕訳の削除フラグに9を加算する
StVJFlgD("J_M",6,6,0)
経過月6の仕訳の削除フラグをリセット(ゼロに)する
StVJFlgD("J_P",328,408,2)
借方または貸方のプロジェクト(タグ名が「J_DP」「J_CP」の)Codeが、328から408までの仕訳の削除フラグに2を加算する



書式 StVJXCF_JXCA(nn)
機能 (キャッシュフロー計算書)
一科目仕訳ファイルを対象とする、キャッシュフロー計算書作成支援スクリプト
主として、「SetJCF_RefYA」*スクリプトの前処理を行う
仕訳ごとに以下の処理を行う
相手科目Code「J_XCA」にセットされている勘定科目の科目区分(科目マスタの「MA_Class」)を取得する
この値が「12」(資金)であれば、当該仕訳の自資金Code「J_XCF」に指定した値(nn)をセットする

*「SetJCF_RefYA」は、(科目マスタで)勘定科目Codeに設定している資金Codeを、仕訳の「借方資金Code」・「貸方資金Code」または「自資金Code」欄に自動的にセットするスクリプトである


In XJ_hhhh.txt
Out XJ_hhhh.txt
パラメタ nn:自資金Code「J_XCF」にセットする値
用例 StVJXCF_JXCA(99)
相手科目が資金科目のとき、自資金Code欄に「99」をセットする



書式 StVWXJ(key,value)
機能 (その他)
仕訳抽出ファイルの指定フィールドに指定した値をセットする
前の値は消去される
Q&A1130の31消込処理を参考のこと

In WXJ_hhhh.txt
Out WXJ_hhhh.txt
パラメタ key:タグ名
value:置き換える値
用例 StVWXJ("J_CA",1020001)
仕訳抽出ファイルの仕訳の貸方科目Code(タグ名は「J_CA」)の値を「1020001」に置き換える



書式 StVWXJ_2(key,n1,n2)
機能 (その他)
仕訳抽出ファイルの指定タグに初期値をインクリメントしながらセットする
差分をゼロにすると、指定タグの値に初期値を加算した数字をセットする
指定タグの数値への変換は「to_i」メソッドの仕様に拠るので、値に非数字が含まれていると
文字列の先頭から10進数と見なせる部分を数字に変換する...123abc→123
見なせる部分がなければ0を返す..........................abc123→0
Q&A1130の31消込処理を参考のこと

In WXJ_hhhh.txt
Out WXJ_hhhh.txt
パラメタ key:タグ名
n1:初期値
n2:差分
用例 StVWXJ_2("J_SlipNo",105,1)
仕訳抽出ファイルの仕訳の伝票番号(タグ名は「J_SlipNo」)フィールドに、105,106,107...連番をセットする
StVWXJ_2("J_SlipNo",1000,0)
仕訳抽出ファイルの仕訳の伝票番号(タグ名は「J_SlipNo」)フィールドに、105,106,107...がセットされていた場合、この値に1000を加算した値、1105,1106,1107...をセットする



書式 StVXJ(key,sV,eV,tag,value)
機能 (その他)
仕訳ファイルの、指定範囲の仕訳の、指定フィールドに、指定した値をセットする
Code(消費税Code、資金Codeなど)やフラグ(削除フラグ、ステイタスフラグなど)の値をリセットする場合などに利用する
仕訳の範囲を絞り込むキーとなるタグ名のうち、「科目」「消費税」「部門」「プロジェクト」については貸借識別文字を省略できる
貸借識別文字については、StVCgFXJスクリプトの説明を参照のこと

In XJ_hhhh.txt
Out XJ_hhhh.txt
パラメタ key:タグ名(仕訳の範囲を絞り込むキー)
sV:keyの開始値
eV:keyの終了値
tag:値をセットするタグ名
value:セットする値
用例 StVXJ("J_Date",20030911,20031005,"J_FlgS",2)
会計日が2003年9月11日〜2003年10月5日までの仕訳のステイタスフラグ(「J_FlgS」)に「2」をセットする
StVXJ("J_P",328,408,"J_FlgD",100)
借方または貸方のプロジェクト(タグ名が「J_DP」「J_CP」の)Codeが、328から408までの仕訳の削除フラグに100をセットする



書式 StVYA_RefCAF(fn,f1,f2,tag)
機能 (科目マスタ)
科目マスタに予算金額や月次の経費発生額を記録し、これから予算実績対比表を作成する場合、科目マスタの予算欄に、(他のファイルから)予算金額をセットできるようにする
科目Codeと金額を含むファイル(以下、「CAF」(CodeAmountFile)という)から、科目Codeをキーとして、金額を科目マスタの指定タグ欄にセットする
科目Codeと(必要に応じて複数の)予算からなるファイルを準備すれば、科目マスタに任意の予算をセットできる
例えば、「CAF」の各レコードのタグ(フィールド)の並びが、「科目Code、科目名、予算1金額、予算2金額、予算3金額」であった場合、予算の位置を指定することで任意の予算を科目マスタの当該タグに設定できる(以下の用例を参照)

In 科目Codeと金額を含む任意のテキストファイル(例えば、「Budget.txt」)
Out YA_cc.txt
パラメタ fn:(「CAF」)ファイル名(拡張子「.txt」は付けない)
f1:(「CAF」ファイルの)科目Codeの位置(ゼロからカウントする)
f2:(「CAF」ファイルの)セットする金額の位置(ゼロからカウントする)
tag:金額をセットする科目マスタのタグ名
用例 StVYA_RefCAF("Budget",0,3,"YA_B2")
「Budget.txt」から「予算2金額」を、科目マスタのユーザ定義タグ「YA_B2」欄に複写する
「Budget.txt」の最初のタグが「科目Code」、四番目のタグが「予算2金額」とする(タグの位置はゼロからカウントする)



Last Update 2016/06/25