書籍付属のCDを利用してインストールする 10 | ![]() |
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Ruby関連の書籍はたくさんありますが、ここでは以下の書籍を利用します 「Rubyプログラミング入門」原信一郎著 まつもとゆきひろ監修 オーム社平成13年2月発行 この書籍の付録Aに「Rubyの入手とセットアップ」があります その中の「A.3.4 Windowsでのセットアップ手順:バイナリパッケージを使う方法」にしたがってRubyをインストールすることにします なお、Rubyには、一般的なソースコード(利用するにはコンパイルが必要)のほか、LinuxやWindowsなどのOSでそのまま利用できるバイナリパッケージがあり、(当然ながら)後者には様々な種類があります ここでインストールするRubyはバイナリパッケージの「Cygwin版Ruby」です Cygwin(シグウィン)とは、Windows上にLinux互換の実行環境を構築するもので、エミュレータのように機能するため−原理は異なります−CygwinをインストールすればLinux(UNIX)用アプリケーションをWindowsで実行できるようになります 最初に、アーカイブされたファイル(複数のファイルを一つに纏めたファイル)を展開するソフトウェアをインストールする必要があります 書籍付属のCDには、圧縮解凍(展開)用ソフトウェアの「解凍レンジ」が収録されています 「D:\tools\windows\easyrange」(D:\は適宜読み替えてください)に「range13.exe」があるのでこれをクリックすると「解凍レンジ」がインストールされ、ディスクトップにアイコンが作成されます インストールが済んだら、「解凍レンジ」の動作設定を書籍記載の通りに変更します、すなわち 1.書庫ファイルの解凍先を「C:\」にする 2.書庫ファイルの解凍先で「書庫と同名のフォルダを作る」オプションをオフにする 3.詳細設定タブの中の「テキストファイルの改行コードを自動変換」オプションをオフにする 次に、「D:\binary\windows\cygwin」にある「ruby-1.6.1-20000927-i386-cygwin.tar」を「解凍レンジ」のアイコンにドラッグアンドドロップします これで、「C:\usr\local」下にRuby関連のフォルダが作成されます(Rubyはbinフォルダにあります) 次に、「D:\binary\windows\cygwin\cygwindll」にある「cygwin1-1.1.4.20000803.dll.zip」を「解凍レンジ」のアイコンにドラッグアンドドロップすると、「C:\」に「cygwin1.dll」が作成されるので、これを「C:\usr\local\bin」に移動します 以上で、Rubyのインストールは終了します 最後に、どこからでもRubyが利用できように、「ruby.exe」があるフォルダ(C:\usr\local\bin)をコマンドサーチパスに追加します 筆者の環境(WindowsXP)では、以下のようになります 「コントロールパネル」から「システム」をクリック、詳細タブの中の「環境変数」をクリック、「システム環境変数」の中の「Path」をクリックして選択し、「編集」をクリックし「システム変数の編集」画面を開き、「変数値」の末尾に「;C:\usr\local\bin」を追加する |
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Last Update 2004/01/07 |
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