おゆみ野の家

  

南東側からの夜景

ほぼ正方形に近い単純な箱形のプランに、片流れの薄い屋根が乗っています。屋根と壁とは、四周ともガラスのスリットで縁が切れているため、夜になるとスリットから漏れる光で屋根が浮いて見えます。

北東側の外観

玄関アプローチの長い庇と、コンクリート打ち放しの塀が、建物本体と一体となって全体のボリュームを作っています。

南側、2階のバルコニー

バルコニーの床は、光と風を通すFRPグレーチング製で、1階の部屋が暗くならないように考慮しました。

外壁は、桁までは無塗装のサイディングで桁から上にはガルバリウム鋼鈑の波板を張っています。

片流れの屋根ですが、庇を十分に出すようにして、夏と冬の太陽光を調整するとともに、建物の耐久性にも配慮しています。

アトリウムを玄関側から南の庭に向かって見たところ

内部空間と外部空間の一体性を強調するために、玄関アプローチからアトリウム、南のテラスと、同じタイルで床を仕上げています。
アトリウムは擬似的に外部空間と見なしているために、壁も外壁と同じサイディングを張って、階段も鉄骨で仕上げている。

この家のすべての部屋はこの空間に向かって開かれていて、家族の存在がこの空間を通して、常に感じられるようになっています。

2階の居間

アトリウム上部の吹き抜けに向かって大きく開かれていて、向かい側の寝室と空間的に呼応するように作られています。

壁と屋根の間のスリットを通してあらゆる方向から光が入って来ます。

1階の三畳の茶室

明るく開放的なこの家の中で、この茶室と書斎だけが天井が低く、少し暗い部屋になっています。

茶室は奥様の、書斎はご主人の心を休めるための空間となっています。