1階のコンクリートが打ち終わって、やっと地上に形が出始める。これから鉄筋を組んで型枠を組み立てて、コンクリートを流し込む作業が、各階ごとに行われる。


1階のコンクリートを打設した後、もう一度墨だし。四角く墨で囲われたところが、柱の部分。鉄筋は正確に柱の中に納まっている。柱の中にまとまって見える鉄筋は、フープ筋と言って、柱のタテの主筋の周りに配筋されるもので、ここではスパイラル筋と呼ばれるものを使用していて、この後、これを伸ばすとスパイラル状に主筋を取り巻くようになる。

これは柱の主筋を圧接しているところ。柱や梁の主筋と呼ばれる太い鉄筋は、一本でできていれば問題ないのでけれど、実際には加工や運搬の事を考えると、現場で繋いでゆかねばならない。圧接とは、このように、上下の鉄筋を圧力をかけながらバーナーで鉄を溶かして、融合接続するもの。

圧接の終わった鉄筋。まだ接合部が赤く熱を持っている。溶けた鉄が圧力でこぶのようになっている。


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