シュタイフのスヌーピー 後日談
わたしは、よくも悪くも目が早い。馬鹿なもの、まぬけなもの、他人のアラ、そしてかわいいものを見つけるのが妙に早い。
今回は神戸の高架下をばじるんと冷やかしているときに発見して買ってしまったブツである。
フィギュアとか映画アニメ関係のレア物売ってる店である。
見つけた瞬間のことなど覚えていない。でも瞬間的に「なんだこれは」と思ったのである。
迷いつつも値段が高いのでちょっとあきらめようと思いながら
「そうだこういうものはちゃいくんに相談だ!ちゃいくん欲しいっていうかも」
さっそく電話
わたし「あのさー、今神戸の高架下にいてんねんけど、シュタイフのさー、スヌーピー売ってるのー。買っといたほうがいいかなあ」
ちゃいくん「わはははは欲しいけどなー、そんなんあるんやー。いくらすんのー?わーそんなすんのー。ぼく今回は見送るけど、買って見せて。かうんやろ?」
そ、そういわれてもなぁ。迷いつつ店に引き返すわたし。
ばじるん「ヒルトンの店(シュタイフ関係充実のぬいぐるみ屋)で見てからにしたほうがよくないか」
わたし「へ」
見てから、じゃなくても今問い合わせればいいんだわ。ばじるん偉い。さっそく電話
わたし「すいません、シュタイフでね、スヌーピーあるって聞いたんですけど」
店の人「あるとは聞いてますけど、うちでは扱ってません」
わたし「それは注文してもダメなんですか」
店の人「そうですね、扱えないんです」
値段とかも聞こうと思ったのにー。
ここで疑問。
シュタイフの商品は、某タカラが独占的に日本に輸入しており、各おもちゃやさんなどもタカラから仕入れる、という形態をとっているのだよ、だからカタログにはあってもタカラが入れてないものについては、個人輸入というような形をとっていて、それをさせないためにタカラはカタログを売る(タダじゃなかったんだぞ)こともやめさせてしまった、というようなハナシだったはず(ロフトのクマ屋のオヤジの話に憶測を追加)
このスヌーピーは、日本国内限定1500個ということは、それなりにオフィシャルな経路で流通しているはず。なのにヒルトンの店で取り扱えないとは。謎。店のねーちゃんも「別にタカラから入れてるわけじゃないんですけど」とかゆってた。じゃあどこからだ。
とりあえず、店のねーちゃんに見せてもらい、買うことに決定。そのかわりわたしは、ちょっと
買う気になっていた「限定キティちゃんファクス」をあきらめたのだった。偉いわたし。
さて、おうちに帰ってつつみを開ける。
これが箱。箱の裏に「シュタイフクラブ」の記述が。
こんな証明書も入ってるなり。シリアルナンバー358。
しかしここには、(英語まるきりダメなんすけど)日本のタカラのために限定1500個作ったし、というようなことが書かれている。やっぱりタカラ・・・
さっそく検索
タカラの通販ホームページ発見。そこに「シュタイフクラブ」の説明あり。今回の箱にも同封されていたので概要を紹介すると
・会報とかカタログとかがもらえる
・会員のみのクラブアイテムが買える
・年会費は15000円
なんで高いクマ買うのに高い会費はらうんだろなー。それだったら年3万とか5万とかする歌舞伎の後援会はいるよなー(一緒だっての)。
ということは、もしかしてこのスヌーピーさんは、本来年会費15000円を払ってシュタイフクラブに入らないと買えないものなのでは?横流しあるいは転売を目的として会員になってる人がいるのかなー。ほんとはいくらなんだよー。
と、ひっぱるひっぱる。スヌーピーちゃんでぇーす。
スヌーピーのくせに首に黄色い名札、耳にタグ。まさにシュタイフ。