晩のオカズ




わたしはBAZILさんが狂喜しているページ(いまはないです)を見て、軽いデジャヴを覚えたのであった。
「これ食ったことないけどなんか知ってる」
ちなみにわたしは残念なことにモンティ・パイソンとかでは育っていない。テレビで見て知ってる訳ではない。
で、「モノを探して買ってくることにかけては天才」であるわたしは、SPAMお買い物ツアーを決行したのであった。いつもより急いで会社を出て、京都三条から四条にかけてわたしのデータベースにある3軒の輸入食料品店をまわることにしたのである。その結果が、上の写真なり。30分ちょっとで4種類get.いったいBAZILさんたちはどこを捜したんだろう、とかなり失礼な思いが胸をよぎる。

<BAZILさんの言い訳>
国内は、その時点でどこも探してません(笑)
実在する、とわかった時点から、メンバーの香港行きまで間がなかったので、
「ついでにあったら買ってきて」と頼んだのみなのである。
ただ、想像上のSPAMは、かなり違う物を想定していた
(コントの感じから、付け合わせのパスタみたいなモンかなぁ、と思っていた)
ので、
いずれにせよ発見には時間がかかっただろうと思いますが。

一軒目で大きいサイズの3種類をあっさり見つけ、2軒目は閉店時間に間に合わず入れなかったが、3軒目では減塩タイプ大小を置いていた。



まずこれがスタンダードなタイプのSPAMさんである。おそらくBAZILさんたちがあこがれていたのは、この本家本元のSPAMさんであろう。



続いて減塩タイプのSPAMさんである。今回減塩タイプのSPAMさんは、大小2タイプを入手することができた。しかし、ここで問題である。スタンダードタイプと減塩タイプでは、ただでさえ塩の量が違い、しかも主材料も、スタンダードタイプは豚肉だけであるのに対し、減塩タイプは豚とカシワである。にもかかわらずパッケージの写真が全く一緒というのはどういうことか。まあいいけど。


そしてこれがBAZILさんたちが試食されたライトタイプである。「ナトリウム25%カット、熱量33%カット、脂質50%カット」とある。若干BAZILさんのページにあるのとはパッケージデザインが違うようである。

<BAZILさんの言い訳>ではなく説明
SPAMのオリジナル・ミニカーが当たるキャンペーンのパッケージでした。




わたしは今回、減塩タイプの小さい缶を試食することにした。まずそのまま食ってみる。まずい。
どこが減塩なんだか、結構塩辛くてすっげえ安物のコンビーフみたいである。あたりまえだ、コンビーフはとりあえず「ビーフ」ってついてるけどこいつはブタとカシワなんだからな。
しょうがないので、フライパンで炒めてバジル(笑)をぶっかけてパスタソースと混ぜてタリアテッレ(幅広パスタ)に和えてみた。やはり安物の感はぬぐえない。SPAMさん以外はおいしかった(涙)
まだ半分残ってるんだけどどうしよう。

伝言:BAZILさんへ。そんなわけで大きい缶3種類は、今度お会いしたときプレゼントします。
晩のオカズにしてくださいね。以上。



ところが、話はこれだけで終わらなかったのである。


このページを見てくれた剰余価値m子さんより、「それってハワイではやってたモノじゃあ」というコメントをいただいたのである。当初は何のことだかわからなかったが、よくよく話をきいてみて、わたしは思い出したのである、

にぎりの上にSPAMさんののった、「スパむすび」の姿を!!

そういやテレビで見たぞ、もはやなんの番組だったのか、いつ頃だったのか、ぜーんぜん覚えていないが、わたしのデジャヴだという感覚は間違っていなかったのである。脳みそのシワとシワをあわせてシアワセ、ナームー(違う)にはさまっていたわたしの記憶。いやーびっくりした。
そうか、それならばハワイのガイドブックなんかに載ってるんじゃなかろうか、ちなみに以前ハワイに行ったときはそんな食い物目につかなかったが、と思い立ったわたしは、近所の本屋に行ってみたが、「地球の歩き方」しかなくて、そこにはめぼしいSPAM情報はなかった。

アメリカのもんは、アメリカで捜せ。Webの検索サービスに「SPAM」を入れてみると・・・出るわでるわ、山のような検索結果が返ってきた。ただし、SPAMさんのほかに、パームトップコンピュータの愛好団体や、いわゆるSPAMつまり、いろんなニュースグループに同じメッセージをポストすること、もひっかかってきた。後者のSPAMはモンティ・パイソンで「spam,spam,spam」と連発するギャグからきているらしい。つまり語源はSPAMさんなわけである。
さて、SPAMさん関係のサイトであるが、SPAMの通信販売あり、SPAM料理のレシピあり、SPAMのFAQあり、ずいぶんなことになっているようである。英語できなくてくやしいと思うのはこんなとき。
以上、こんどこそ報告を終わりとする。

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