飛び道具
その8 YS−11 プロペラブレード 国産旅客機YS−11のプロペラブレードを輪切りにしたものです。 YS−11はタービンエンジン(ジェットエンジンと同じ)の回転をギヤで遅くしてプロペラ を回転させて推進力を得ています。 このプロペラはYS−11専用にイギリスのダウティロートル社が製作しました。 長さが221cmもあって、プロペラ機として最大の大きさです。 できればそのまま1枚が欲しかったのですが、輪切りで我慢しました。 輪切りの幅は32.5cmあります。 プロペラも空気を効率よく後方に押し出すために、翼と同じ断面をしていることが良く分かります。 JASの機体で使われていた物です。 購入先:JAS |
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その7 フライトスーツ、フライトジャケット 米軍現用のフライトスーツ、フライトジャケットです。 いずれも難燃性のアラミド繊維で作られています。 通常の飛行時は上のフライトスーツ CWU-27/P で飛行します。 色は違いますが、スペースシャトルの乗員も同じものを着用しているようです。 ポケットがたくさんあって実用的なつなぎです。長距離ドライブに便利です。 戦闘機の場合はこれの上にG−スーツを付けます。 下の CWU-36/P CWU-45/P(36/Pのインナー付き) は実際は地上用に使われているようです。 これも大きなポケットが付いていて冬に便利です。 ともにレプリカは安いのですが、アラミド繊維を使ったものは結構な値段です。 購入先:上野アメ横 中田商店 |
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その6 ジェプセンチャート これ無くしては飛べないと言われるほど世界的に有名なチャートです。世界中のパイロットがこれを見ながら飛んでいます。 空港の離着陸経路、航空路、制限情報(「ここを飛ぶとミサイルが飛んで来るぞ」とか)等々が網羅されています。計器飛行の必需品です。 太平洋地区のセットを購入しましたが、辞書に使われるような紙で厚さ20cm以上もあります。何千ページあるのでしょう? もちろん日本中の空港は全て載っています。 差し替え版を定期的に送ってくれるサービスもありますがフライトシミュレータにはそこまでは必要ないので遠慮しておきました。実はとっても高価なのです。 世界中のチャートがインターネットで購入できます。チャートよりもバインダが高かった! 購入先:Jeppesen $130(Trip Kit Pacific Basin チャートのみ) |
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その5 FMCユーザーズガイド FMS(下記参照)の中心をなすコンピュータFMC(Flight Management Computer)の操作解説書です。作者は某航空会社現役の機長です。 便利な使い方、注意点も紹介されています。他のパイロットからの情報も取り入れたかなり詳しい解説書です。 これ1冊でFMCのほとんどの操作方法がわかります。 著者はこのほかにもB−737のFMCのガイドも書いています。 購入先:Bill Bulfer氏 $45+$12.75(送料) |
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その4 FMSパイロットガイド 現代の航空機にはFMS(Flight Management System)と呼ばれるコンピュータを中心とした制御システムが搭載されていて、航空機全体のコントロールを行い、パイロットの仕事を助けています。 ジャンボジェット ボーイング747−400にはハネウェル社製のコンピュータが使われています。 この本はその解説書です。 一般人がこのような本を簡単に購入できることにおどろきました。 9.11以降も入手可能かはわかりません。 購入先:ハネウェル $45+$16(送料) |
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その3 タービンブレード ジェットエンジンを回転させるための羽根車の羽根です。 高温・高速のガスにさらされるために、耐熱合金で作られ、内部は冷却用の空気を通すために中空となった複雑な形状をしています。 2つにうち小さい方がより高温に耐えられるようになっています。よく見ると表面に空気を吹き出す小さな穴が並んでいます。 GE(エジソンの会社です)製のエンジンから取り外したものです。 大きい方が約14.5cmの長さです。 購入先:JAS @\2,000 |
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その2 ストリーマ 主に軍用機ですが、航空機を地上に止めている時に、保護装置を取り付けます。 飛行前にそれらの取り外し忘れ防止のために赤いテープが付いています。 風にたなびくので吹き流し(ストリーマ)と呼びます。 これは日本のPKOで活躍している輸送機C−130の機首の車輪を固定する装置に付けるストリーマです。テープの幅8cm、長さ92cm。 購入先:航空自衛隊 |
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その1 ファーストクラスシート かつて、一国の首相の政治生命を絶つ大事件にまで発展したあの名旅客機、 ロッキードトライスターのファーストクラスシートを中古品で入手しました。 そう、あの航空会社の国際線で使用されていたものです。 一般常識からはとんでもない値段でしょうが、新品のシートの1/10以下の破格値でした。 成田空港から軽トラックのチャーター便で送られて来ました。 シートはフランスのシクマ製(旅客機の内装品、シート、ギャレー、化粧室等は航空機とは 別のメーカが作っています)。 最近のアッパークラスのシートは電動になって来ているので、一般家庭では利用出来なくなりそうです。 (航空機の電源は特殊なのでこれを準備するにはかなりコストがかかります) ここが、普段のたまの居場所です。 購入先:ANA @\XXX,000 |