の航跡

月の暦について
  月の満ち欠け周期は平均で約29.53日ですが、平均と言うからには長かったり短かったりするんですよね。月は気まぐれなんだなあと思っていたら、ちゃんと計算できるみたいです。よかった。でもこれが複雑なんだなあ。わからん。複雑と言えば、月の南中高度の規則性がいまだに掴めないでいます。真冬に異常に高い月を見ているような気がするんだけど。
月について詳しいページがありました。
→ 月進日歩 The Moon Station

太陽の暦について
 太陽黄経 天動説で考えて、太陽が地球の周りを回る軌道を黄道といいます。天動説と地動説は相対的なものだから、太陽に対する地球の公転平面と考えてもいいと思います。黄道上の太陽の位置(公転平面上の地球の位置)を示すのが太陽黄経で、春分点を0として一回り360度を角度で表します。

 二十四節気 太陽黄経を15度づつに区切ったときの節目です。
春分を0°として、夏至90°秋分180°冬至270°です。

 立春、雨水、啓蟄、 春分、清明、穀雨
 立夏、小満、芒種、 夏至、小暑、大暑
 立秋、処暑、白露、 秋分、寒露、霜降
 立冬、小雪、大雪、 冬至、小寒、大寒

地球の公転はやや楕円軌道を辿っているようで、となると、太陽から受ける引力も一定ではない訳で、地球って奴は等速運動してないんですね。なんて奴だ、地球。円なら円、四角なら四角と、もっときちっとした動きが出来ないのか、と思ってしまいます。
一年365.2422日を24で割っても駄目なんですね。世の中、そうそう単純じゃないんだなあ。
北半球の真冬に太陽に近づき、このときの公転速度は1年が353日程度となり、夏至の後に太陽から最も遠ざかり、1年に換算すると377日ほどの速度になるようです。

 誤差 海上保安庁海洋情報部によると2003年の立夏は5月6日午前7時10分なんだそうです。12分の差がありますが、1年のうちの12分と思えば5万分の1の誤差です。よしとしましょう。詭弁くさい(笑)。


誤差修正ルーチンを追加しました。

スクリプトについて
  月齢、太陽黄経、旧暦の計算プログラムについては、ながのゆたかさんのページに詳しい解説があり、ソースコードも公開されています。
これは月の黄経から月齢を計算するなんだかとっても本格的なもののようです。読んでみても何をやってるのかまったく分らないけれど、分らないまま外部関数として使わせていただきました。ありがとうございます。
なお、表紙の月齢はもっと簡単な計算法を使っています。こちらは最大で0.1程度の誤差が発生するらしいのですが、趣味的な範囲では十分すぎるほどの精度ですよね。

 簡易 月齢計算プログラム (JavaScript)


 Tokei = new Date();
 time = Tokei.getTime();
 time = time / 86400000;
 cyc = 29.530589
 jul=2440587.5 + time;
 k = Math.floor((jul-2451550.09765) / cyc);
 t = k / 1236.85;
 sg = 2451550.09765
     + cyc * k
     + 0.0001337 * t * t
     - 0.40720 * Math.sin((201.5643 + 385.8169 * k)* Math.PI/180)
     + 0.17241 * Math.sin(( 2.5534 + 29.1054 * k)* Math.PI/180);
 moon = jul - sg;
 moonage = Math.floor(moon*100)/100;


 時計

パソコンの時計が合っていなければ5万分の1の誤差(笑)も意味をなしません。というか、そんなことよりもネットワークにつながったコンピュータの時計は同期している必要があるんですね。
パソコンの時計合わせには NTP Client の 桜時計 が便利です。





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文責:かめゐ