「WinSkan SSTV for Windows Ver1.06R」バ−ジョン アップの概要について

1. 「PREVIEW 」「プレビュ−」画面からの操作について
1.「スタンバイ(SBY)」の状態で、この「ボタン」をクリックしますと「プレビュ−画面」が表示されます。
  この画面からも「送受信」ができるようになりました。
2.「WINDOWS95」の場合、「タスクバ−」が「WinSkan Preview」に変わります。
3.最上部「ヘッダ−」に、「パラボラアイコン」と「X」マ−クが見えます。      
  この「どちらか」をクリックして閉じると、「OPEN画面」に戻ります。
4.次段は、「送受信」をコントロ−ル「コマンド枠」です。
(受信動作)
@.「RX」をクリックするか、「画面」を、左ダブル(2回)クリックしますと、「RX」に点線枠がついて、「受信
   が手動起動」します。
A.右の2個のLEDは、
   ・上が「STATUS」の「RX」
   ・下が「SYNC」です。
   「OPEN画面」の受信表示と同じ動作(点灯)をします。
B.「SSTV信号」を受信しますと、自動起動して「受信画像」を表示し始めます。
C.「MODE」の表示枠を開いて「モ−ドの変更」ができます。
D.「S」 は、「ReSync」です。
E.「プレビュ−」の状態でも、「WinSkan」の動作は継続しています。
   他の「アプリケ−ション」を「最前部(TOP)画面」で作業中でも、「プレビュ−画面」をその一部に表示さ
   せての、「見ながら作業]ができます。
F.もし「プレビュ−画面」が「他のアプリケ−ションの(TOP)画面」に隠れていても、「SSTVのVIS信号」
  を受信しますと、前面(「TOP画面」)に飛び出てきて[受信画」を表示しはじめます。
G.「プレビュ−画面の大きさ」は「画面のコ−ナ−」をマウスでクリックして、「マウスのタイプ(型)」を変えて
   そのままスクロ−ル(滑らす)するか、 「パラボラアイコン」をクリックして、「サイズ変更」で、任意の大き
   さに変えることができます。
(送信動作)
@.「TX/C」を(左クリック)しますと、「送信ウインド」の画面が呼び込まれ「送信」を開始します。
A.送信状態を表示する「LED」が「点灯」します。
B.もう一度「TX/C」を(左クリック)しますと、「送信中止」して、「受信画面」に戻ります
C.「受信画面」は「TX/C」を(右クリック)すると、「クリップボ−ド」に、取り込まれます。 
   (「送信画像」としてクリップ(メモリ)されます。)
D.そのまま、「返送信」するときには、「TX/C」を(左クリック)すると「送信画像」として送信されます。
   (OPEN画面の「送信ウィンド」に貼りつけされた状態になるからです.)

例えば、「受信ウインド」は「空白画面(受信していない)」で、「送信ウインド」に「送信画面(CQ画面など)」を
作っておいて、「SBY(スタンバイ)」の状態で「プレビュ−画面」に切り替えますと、「受信ウインド(空白画面)」
が表示されます。
「TX/C」を(左クリック)しますと、送信画面(CQ画面)に切り替わり、「送信」を開始します。(LED点灯)
「送信」が終わりますと「受信画面」に戻ります。(LED消灯)。

「プレビュ−画面」で送受信中でも、「アイコン」か「X」(マ−ク)をクリックすると、「OPEN画面」に戻って、
その「動作」を継続します。
2. 「SET UP」の「TX AUDIO LEVEL」に追加された「OUT PUT」の指定について
「TX AUDIO LEVEL」 (送信信号の音量調節と出力チャンネルの設定)

 TV   ...  SSTV 画像信号の出力調節
 SWAV ...  別誂えの 送信スタ−ト信号の出力調節 (ID信号も)   
 EWAV ...  別誂えの 終了信号の出力調節  

「OUT PUT」 (送信信号の出力チャンネル)
 O BOTH  (左右両方)*「SSTV信号は左右とも同じ」
 O Left  (左側のみ)
 O Right (右側のみ)
「サウンドカ−ド」の出力は(ステレオ)になっていますのでどのチャンネルを設定するかを決めます。 

(例) 
左出力を「トランス結合」で「送信機の入力回路」に接続し、右出力を「VOX回路」でPTTコントロ−ル」
に接続する方式のインタ−フェイスのときには「ミキサ−コントロ−ル」で、左右別に動作の調節ができます。)   
インタ−フェイスや「PTT回路(COMPORT使用)など」によって、どれかを設定します。
3. 「DSP CTRL WINDOW」について (「ADJUST−WINDOW」が変更されたもの)
「DSP CONTROL」ウインドを開いて、「受信画像」・「サウンドカ−ド」に関する設定をします。

** バ−ジョンアップによって「DSPフィルタ−」が良好に働くようになり、自動的に調節できるようになりました。
「SOFT <−−>SHARP」 DSP Filter
右の□Auto Sharpを(レ)にすると、
「自動調整」になります。
□ Pixel Averg
(画像の色・彩度の自動調整)
□ Width Noise
(ノイズのときの解像度自動調整)
□ Auto  Sharp
(シャ−プネスの自動調整)

□を(レ)にして、有効にします。

「DSP/PCM TIMING」
 送受信画像のスラントの微調整をします。
 調整が必要なときには矢印を左右にクリックして数値を変えて行います。

[ DSP/PCM FREQ 44100.0HZ ]
 (「Default Freq」の選定によって周波数の表示が変わります)

      「Default Freq」
 
「11K」 □ Original Old Card  
「22K」 □ Slow  CPU/Noise
「44K」 □ Normal / Best OP.
      
「44100.0」 多くのサウンドカードはこの設定でよいでしょう。
すべてのサウンドカ−ドが同じではありませんので、結果的には、それぞれのサウンドカ−ドの特色に最適の調整
が必要です。
「TIMING CONTROL」の 設定数値は、ウインドウの下部のスライダ−で変えます。

□ 「COMB FILTER (44K)」 
    くし形フィルタ−です。「44K」の設定の時だけ(レ)で有効になります。
4. 「PicInPic」の「フォ−マット時間」の短縮について
「V1.05R」では、「PicInPic」のときの、「貼りつけサイズ」を任意の大きさに設定できるようになりましたが、
「フォ−マット」に時間がかかるため、しばらく待たされる状態でした。
「V1.06R」では、この時間を大幅に短縮しましたので、ほとんど即時に「貼りつけ」ができるようになりました。
5. 「TEXT WINDOW」の「FILL PAT」について
「V1.03R」からこの機能はありましたが、「テキスト」にも詳細な説明がされていませんでしたので、活用されて
いないようです。
この機能について、補足説明します。
    
FILL PAT >
    右側の上下矢印を使うと、スクロ−ルバ−が動きます。
    水平・垂直・傾斜などのラインの選択画面です。
    ・「Solid.....画像を消して、(FILL □)で指定した「色」に変える。」
    ・「Horizontal....横縞格子」
    ・「Vertical ....縦縞格子」
    ・「Bdiagonal . . ..左から斜め縞格子」
    ・「Fdiagonal ... 右から斜め縞格子」
    ・「DiagCROS ...グラフ格子」
    ・「CROSS ...斜めグラフ格子」

「FILL (ボタン)」
    1.「FILL PAT」で「Solid」を指定したときは、このボタンをクリックしてTX・RXスクリ−ンを「クリア」し、
      「指定色」の「全面表示」にします。
      (この色の指定は「COLOR ADJUST(後述)参照」)
    2.「FILL □」で、色を「黒」か「白」に指定したときだけ、「FILL PAT>」選択で指定した・「ライン縞・格子
      パタ−ン」が画面表示されます。
    3. 「単色画面」や「格子画面」には、「文字書き込み」や「画像貼りつけ」(後述)ができます。
    4.「写真などの画像」に「黒」・「白」の「格子パタ−ン」を上書きすることもできますので、変わった「送信画像」
      を作ることができます。
6. バグフィックス等
◎ 「WinSkan V1.06」で FB SSTV QSO を!!  「 関門山口SSTV Lab.」

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手数料
郵便小為替¥700   (フロッピー+送付手数料+US送金手数料を含む)
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申込み先
〒753-0051  山口市旭通り一丁目9−53  石 津  和 彦(JA4HM)
連絡先
Tel 0839-28-8188