旅のミニ情報局 〜 ベトナム分室 〜



ホーチミンについて
 ベトナム最大の商業都市ホーチミン市は、人口約480万。 1975年の”解放”前まではサイゴンと呼ばれていた。この都市が本格的に発展したのは19世紀の半ば、フランス統治時代からだ。 そのため街中にはシックなコロニアル様式の建物や教会が点在。 ロータリーから放射状に広がる街路は美しい並木に覆われ、プチ・パリと呼ばれたサイゴン時代の面影を残している。
 街はここ数年で急激な変化を遂げ、現在もその動きは進行中だ。高層ビルが年々増え、外国企業の広告看板が林立、合弁会社のシャレた店やレストランもどんどん増えている。 通りは一日中車やバイクであふれ、行き交う人々もエネルギッシュだ。 もしベトナム観光をホーチミン市からスタートしたなら、「社会主義国ベトナム」のイメージは大きく裏切られるだろう。 市場経済を軸とした自由競争は、ますます街に活気を与えている。(「地球の歩き方」より)


ファングーラオ通り
ホーチミンの安宿が集まったファングーラオ通り。通りの反対側は大規模な再開発があるそうだ。 何百メートルにわたって更地になっている。 日本からホーチミンに到着すると、多くの人がまずはこの通りを目指すであろう。 そこで空港(タンソンニャット国際空港)から市内へ向かう際の注意点をひとつ。 話によると、空港から市内までの有効な路線バスがないそうで、タクシーを利用して市内入りすることになる。 空港到着ロビーの出口には、タクシーの運転手が何十人も手ずくね引いて待っているので、面倒くさい場合は声をかけてきた運転手と交渉してそれに決めてしまってもよい。 白タクはほとんどいないようだったので、その点は安心だ。 ただ空港で客引きをしている運転手はボってくる事が多いので、事前の交渉は確実に。 普通にメーターで行った場合は、相場は6万〜7万D(約458〜534円)である。 メーターで行ってもらうか、固定料金だったとしてもこれくらいの値段で押し通そう。 私の時がそうだったが、はじめはメーターで行くことを了解させて車に乗り込んだのに、巧妙に紙などでメーターを隠して「この車はメーターがないからやっぱり10$払え」などとごねてくる場合がある。 その場合は毅然とした態度で「メーター!!」と叫ぼう。こちらが強気に出ればそれ以上ずるがしこいことはしてこないであろう。 またわざと遠回りをして料金を稼がれたりしないようチェックしよう。 交渉がまとまって走り出しても油断はできない。要請した場所とは違うホテルを勝手に紹介してくる場合がある。 これは運転手にマージンが入るホテルにチェックインさせようとするからだ。 そのために運転手はそのホテルは危険だとか今日は満室だとかデタラメを言ってくるのでとりあわないこと。 目的のホテルが決まっている場合は、運転手の勧誘を一切聞かずに、毅然とした態度で臨もう。


安宿街
ファングーラオ通りの中心部の路地を入ったところ。 ここには多くの安宿(安宿については生活編参照)と、ベトナム各地に支店がある旅行代理店のシンカフェやキムカフェのオフィスがある。 「〜カフェ」と付くのは、ベトナムでは旅行代理店であることが結構ある。 またこの辺にはインターネットカフェが何件もある。1分200D(約1.5円)ほどで安い。日本語フォントがインストールされているマシンも多くあって便利。


庶民の台所
ホーチミン市内の市場。ベンタイン市場などの常設市場のほかに、こういった道路沿いの市場が何ヶ所かある。 ベトナムは南国だけあって、フルーツがとても豊富。 バナナ・パパイヤ・マンゴーはもちろん、ドラゴンフルーツ・竜眼(リュウガン。ライチみたいなもの)やマンゴスチンなど、安くておいしい。


何でも食べよう
鶏の足までついた塊が売られていた。それどころか、あらゆる部位が売られている。 また蛙も売ってるし、豚にいたっては頭までそのまま店頭に並んでいる。 何でも食べちゃうところは中国文化の影響なのだろうか。


レタイントン通り
ホーチミンの中心部はこのように高層ビルも立ち並び、とてもきれい。 また高級そうな商店や土産物屋が軒を連ねている。 ここには屋台の食べ物屋とか、シクロ(人力車タクシー)の客引きはいない。


レロイ通り
同じくホーチミンの中心部、レロイ通り。 レストランやケーキ屋までもある。キャピキャピしたベトナム人ギャルが闊歩している。 日本人ギャルほどイカれた格好はしていない(笑)。品格は保っているのだ。 また写真を見れば分かるだろうが、ベトナムでは多くの街路樹の幹の根元が白く塗られている。 理由が不明な習慣ということで、害虫忌避に効果があるとか、町の景観が良いとか色々な説がある。


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