旅のミニ情報局 〜 トルコ・ギリシャ分室 〜


トルコ料理はうまい!
 なんでも、トルコ料理はフランス料理や中華と並んで世界三大料理に数えられているらしい。 さすがに我々日本人の舌では、我らが和食より美味しいとは感じないだろうが、それでもトルコ料理は世界三大料理だと聞くと納得するだろう。 確かに美味しいのだ。 トルコはアジア圏とヨーロッパ圏に両方にまたがっている国だが、多くのアジア料理のようにそれほど辛くはない。 どちらといえばヨーロッパよりの味付けのように感じる。 だが、ヨーロッパとの決定的な違いは「獣肉=羊肉」と言えるほどマトン(羊肉)が多用されていることだろうか。 マトンは独特なくさみがあり多少の抵抗感があるかもしれないが、トマトベースのスープでじっくり煮込まれていたり、香ばしく焼かれていたり・・・。 よっぽどの偏食さんでない限り、美味しく食べられるだろう。


ドネルケバブ
 ドネルケバブを焼いている店。街のあちこちで見かけることができる。 この料理は、マトンのスライス肉を何層にも重ねて写真のような大きな塊にし、横から炭火をあてて塊肉を回転させながらじっくり焼き上げるというもの。 注文に応じてナイフで表面を削ぎ落とし、お皿に盛りつけたり、パンに挟んでハンバーガーのようにして食べる。 香ばしく焼きあがって、じわっとうまい。なかにはマトンのくさみが口に合わない人もいるが・・・。


ドネルケバブバーガーとトルココーヒー
 上の写真のドネルケバブをパンに挟みこんだドネルケバブのハンバーガー。 ドネルケバブの肉と共に、レタス、ポテトフライが入っており、ケチャップ系の味付けになっている。 手軽で美味しい。1つ300binTL〜400binTL(103〜138円)。
 また、右下はトルココーヒー。写真で雰囲気が伝わるか心配だが、なんともドロドロとしている。 それもそのはず、トルココーヒーはコーヒー豆を挽いて粉のまま鍋で煮出し、その上澄みをすすって飲むのだ。 運ばれてきて待ちきれずにすぐ口を付けたり、ちょっと欲張って最後まで飲もうとすると、粉が口に入って苦いし不味いし大変なことになる。 なんとも難儀な飲み物だ。しかもなぜか泥臭い味がする。喫茶店で1杯400binTL(138円)。
 ※binはトルコの単位で1000をあらわす。例えば100binTL=10万TL。


シシケバブ
 シシケバブ。スライス肉を用いるドネルケバブと違って塊のマトンを串焼きにする料理だ。 味付けは塩コショウであっさりと。肉汁たっぷり、ジューシーで美味しい。800binTL(276円)。 また左下、右上は何の変哲のないサラダ。各250binTL(86円)。 ちなみに左上の真緑の野菜はシシケバブの付け合わせ。日本にはない謎な野菜である。


気さくなおっさん
 このようなオープンな屋台が細い路地に軒を連ねているところもある。写真はイスタンブールの新市街、チュネルからタクスィム広場までのトラム(路面電車)沿線の路地にある屋台街。 通路がなくなってしまうくらいのテーブルや椅子を並べ、夕方の食事時ともなると美味しい食事とチャイ(紅茶のこと)で賑わう地元民や観光客であふれ返る。 ただ、他の国とちょっと違うのがお酒を飲んでいる人が少ないこと。イスラム教には酒を飲まない戒律があるからだ。 なのに人口の99%を占めるはずのイスラム教の国で、意外と頻繁に酒盛りの風景も見かけるし、商店ではビール・ウイスキー・ワインといった酒もよく売られている。 トルコではイスラムの行事や風習をよく守るものの、中東の一部国家のようにそこまで厳格ではないみたいである。 すべての女性が黒いスカーフを深くかぶる中東では恐らく考えられないだろうが、トルコのスカーフは実にカラフルであるし、なかにはスカーフを頭にかぶっていない女性さえいたことからもうかがえる。
 ところで、チャイはトルコで最もよく飲まれている飲み物である。 チャイはつまり紅茶のことであり、高さが10cm位で胴の真ん中部分が若干細くなっている独特な形のグラスに煎れて飲む。 茶の文化は、ヨーロッパが「ティー」と呼ばれる紅茶、中東から東南アジアにかけては「チャイ」と呼ばれる紅茶、中国では「チャ」と呼ばれる烏龍茶、日本ではご存知「チャ」と呼ばれる緑茶。 呼び方に一部の例外があるものの(インドでは「テ」と呼ぶ (・・・確か。(^^;; ) )、国境を越えて呼称まで同じというのはとても興味深い。 値段は1杯100binTL(34円)ほどで手軽に飲める。


ナスのトマトソース煮込みとライスプディング
 トルコ料理は、トマトソースでじっくりに込まれている料理がとても多い。 写真はナスの中にひき肉を詰めたものをトマトで煮込んだもの。 ご想像の通り、よく煮込まれていてとても美味しい。 値段は700binTL(241円)。 また、左は砂糖を加えたお粥状の米をオーブンで焼いたライスプリン。 日本でも、おはぎやあんころ餅があるから想像しやすい味であろう。 300binTL(103円)。


キョフテ
 要するにハンバーグ、キョフテ。バターライス込みで1000binTL(345円)。 味付け方法は色々あるが、このキョフテはチーズをかけてトマトで煮込まれており、味がよくしみ込んでいて美味しかった。 ところで、上のほうにパンが見えるだろう。 一般的なトルコの食堂(ロカンタという)では、大きなバットに入った10〜20種類の料理が並んでいる。 その中から今までに紹介したような料理を1品か2品注文し、パンは無料で各テーブルに盛られているものを好きなだけとって食べることができることが多い。 パンはフランスパンのような形状だが、それほどパサついてはなくて美味しい。 またピラフなどの米料理もある(他の料理と同じようにバットに盛られているのでパンのように無料ではない)。


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