エジプト料理 |
エジプトの料理は、地中海料理と中近東料理の要素を合わせ持つ。 地中海といえばトマトソースのイメージがあるが、エジプトでも料理にトマトが使われることは多い。 特によく使われるのはトマトペーストで、これはいわば、日本の味噌にあたるようなもの。 エジプトの料理はこれがないと始まらない。 また、ほとんどがイスラーム教徒であるため、まったくといっていいほど豚肉は流通していない。 カバーブなど、料理に使われる肉は、羊と牛、鶏肉が中心だ。 また、米の生産量も多いため、あちこちで見かけるのがコシャリ屋。 ここで出されるコシャリは、トマトペーストを使った米料理。 また、豆もよく取れるから、豆を煮込んだスープなどもよく食べられている。 トマトのほかの料理の定番は、ジャガイモやタマネギなど。 もちろん、季節によっていろいろな野菜が食べられる。 忘れてはいけないのが、アエーシという丸いパン。 どんな料理にも添えられ、みんなどんどん食べる。 これも焼きたてがおいしいので、街のパン屋さんで行列ができていたら、ぜひ温かいうちに食べてみて欲しい。 (「地球の歩き方」より) |
エジプトのファストフードであり、代表的な国民食、コシャリ。 日本食で例えるならエジプト版牛丼と言ったところか。 マカロニ、パスタ、ライスを混ぜ合わせたものに、ひよこ豆やレンズ豆などの各種豆類や揚げタマネギをのせ、トマトソースをかけたもの。 好みに合わせて、タバスコみたいな辛いソースやお酢を足す。 国民食だけあって、値段もリーズナブル。 3〜4£E(54〜72円)といったところか。ほとんどの店でテイクアウェイ(持ち帰り)もできる。 |
コシャリ職人の早業。 コシャリスタンドは町のあたるところにあるし、待たずにすぐ食べられる。 時間がないときに大活躍する。 |
イスラムの肉料理の基本、シシカバブ。羊の肉(マトン)を多用するのはイスラム圏共通のこと。 |
羊の肉のハンバーグ、コフタ。 |
鶏肉もよく食される。左はエジプト風のナン、アエーシ。 ナンみたいにモチモチではなくおいしくない。 左上に見える白いものはゴマのペースト、タヒーナ。 |
左上がモロヘイヤスープ。モロヘイヤはエジプト原産で、クレオパトラの大好物だったらしい。 また豆やジャガイモの煮込み料理もよく食べられているようだ。 味はトマトベースが多い。 |