ひとつめのゴミ 48 letters


宮沢章夫


『牛への道』は僕の生の師書だ。

こんな物の見方をしながら、きていきたい、と思う。

このエッセイを書いている宮沢氏を師匠と呼べればいいのだけど、

そこまで宮沢氏のとを知り尽くしていないので、

とりあえず、『牛への道』を師書とさせていただこ

師に近づくためには、まず真似することからだと勝手に決めて、

こことかそことかの文章は、

『牛への道』の文体をかな意識して書いてみた。

でも、師の真似なんて、簡単にできるものではない。

文章の感じはなんとなく真似できても、その発想はちょっと難しい。

僕らが今まで当たり前に思って見逃していことを、

宮沢氏は「なぜなんだ」と問う。

そしてその答は「ただ、そうしてるだけだ」だ。

また、うすうす、ちょっとおかしいんじゃないか?どこかで

思いながらも、深く考えないようにしてきた事柄についても問う。

「なぜなんだ」と。

そうか、やっぱり変だよな、変だとっていいんだよな、と教えてくれる。

しかし、その答もまた、「ただ、そうしているだけだ」だ。

これだけではなんのことかわからないと思う。

僕も書いていてわからなくなってきた。

といわけで、ぜひ一度読んでみて下さい。


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