○○!****

「○○!****」
 これは「おはよう!ナイスデイ」が元祖なのだろうか。
 テレビ番組の頭悪そうなタイトルである。「開運!なんでも鑑定団」「発掘!あるある大事典」「進め!電波少年」「投稿!特ホウ王国」「探偵!ナイトスクープ」など、など。なんかアホみたいだとは思わないのか。おれだけなのか。どうでもいいのだが。
 それもまだマシなほうである。「ワイド!スクランブル」「中村雅俊のゼッタイ!知りたがり」「噂の!東京マガジン」とかいうレベルになると脱力。どうしてそこで「」なのか。「速報!歌の大辞テン!!」あたりは反感すら抱く。「ズームイン!!朝!」はなぜ「ズームイン!!」ときて「朝!」とテンションを下げるのか。やたらアマダレつければいいのか。疑問を持たないのか。
 そんな風潮の中にあって、「世界・ふしぎ発見!」は比較的好感が持てる。テレビ東京なら間違いなく「世界!ふしぎ発見」になっているところだろう。どうでもいいのだが。

 だって安易で安っぽいではないか。適当な番組のタイトルをこの法則に当てはめてみるといい。「大相撲!ダイジェスト」「筑紫哲也!ニュース23」「渡辺篤史の!建物探訪」「鬼平!犯科帳」。ほら、頭悪そう。

 どうでもいいや。

 何にでも適当に「!」をつけてみて、そのチープなテイストを楽しんでみるというのはどうか。「天空の城!ラピュタ」なんて「風雲!たけし城」みたいだし、「玉音!放送」だと伊集院光か誰かがパーソナリティやってそうだし、「スターウォーズ!帝国の逆襲」に至っては、どう考えても低予算くだらねえ系B級映画である。

 実にどうでもいいね。


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