久しぶりの長文。日記に書いてたら熱くなって長くなったのでこっちで保存。
すんまへん、面白い話しじゃあないです。
国民年金保険、払ってますか。うちはいやいや払ってます。
年金制度改正法案が来週の本会議で可決しそうで非常にイヤな感じ。ナニがイヤって、可決されると下の表のようになってしまうのである。
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支払額 |
受取額
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支払額−受取額 |
旧制度 |
改革後 |
旧制度 |
改革後 |
70歳 |
1300万円 |
7100万円 |
6800万円 |
+5800万円 |
+5500万円 |
50歳 |
3800万円 |
6200万円 |
5700万円 |
+2400万円 |
+1900万円 |
30歳 |
6100万円 |
6100万円 |
5000万円 |
0万円 |
-1100万円 |
これは厚生省の試算例。今の70歳が、60歳からの10年間で7100万円も貰ってるわけがないから、どういう数字に基づいた試算例なのかはわからないが、まあ80歳くらいまで生きた例だとしよう。それなら年間350万となるので、そんなもんかという感じだ。
で、するとだ! 今30歳以下の人は頑張って80歳まで生きても、受取額が支払額を下回ってしまうのである。銀行に貯金するよりも損するとはどういうことだ。将来は受給開始年齢が65歳となるので、80歳までの15年間で受け取る額が5000万円、年間333万円である。支払った年金保険料のモトを取るためには、何が何でも83まで生きる必要があるのだ。ていうか、83になる前に死ぬだろ、普通。
まあ今の年金制度がヤバイのはわかる。若い世代が保険料を支払わなくては、まず破綻するだろう。そう思うから、イヤイヤながらも保険料を払ってるのだ。だから、改革法案を出すのもいいことだろう。だが、この内容の悪さはなんだ。なんのために税金を取っているのか。海外派兵するためや、潰れそうな銀行を救済するためじゃない、君が代や日の丸を国歌国旗に制定したり、2000円札を発行する政治家に給料を支払うためでもない。消費税はもともと福祉に使うと言って導入したはずだ。だが、実感として5%の福祉向上はない。
これは問題の先送りだ。法案を成立させる与党の政治家と、与党の政策に恩恵を受けて投票を続けてきた50歳以上の世代は、次の世代に問題を押し付けてこの世を去る。これは年金だけに限った話じゃないだろう。
今の若いモンは「政治家なんてみな同じだ」なんて言いやがる。最初から政治を積極的に見ようとしていないだけじゃないか。阿呆か。政治の場にもっと関心を寄せ、我々の代表たる人物を自分で選ぶべきなのである。年を取り、身の回りが問題だらけになってから気が付いても遅いのだ。
おー、なんか真面目なこと書いてんな、俺。
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