間違い電話 理由はよくわからないのだが、僕の家には間違い電話が多くかかってくる。その度に違う名前を言われるので、きまった所と間違わているわけではないようだ。それにしても間違い電話っていやなものである。こっちにはどこの誰だわからないのに、相手は自分の番号を知っているのだ。なんか気持ち悪いじゃないか。まあ、無言電話よりはましだけど。それにしても無言電話なんかする人は何が楽しいんだろうか?また、何度か「はぁはぁ」電話がかかってきた事もあった。おいおい、僕は男だぞ。何か間違えてないかい。困ったやつだ。それから留守番電話に間違えてメッセージが録音されている事も度々ある。多い時期は毎週必ず1件はそういうメッセージが入っているから不思議だ。数年前の事だが、仕事を終えて自宅へ帰ると留守電のランプが点滅していた。さっそく再生してみると、年配の女性の声で「もしもし、もうすぐ帰るからね」とあった。僕は「はて、誰だろう?」と考えてしまった。その声に聞き覚えはないし、一人暮しなんだから誰も帰ってくるわけはない。しばらく考えて間違ってメッセージ入れたんだろうということに気付いた。だけど、しばらくは見知らぬおばさんが訪ねてくるんじゃないかと落ち着かなかった。ある時は若い女性と子供の声で「パパ、早く帰ってきて!」というのもあった。思わず「僕って結婚してたんだっけな?」と馬鹿な事を考えてしまった。もしかしたら僕の知らないところで妻や子がいたりして・・・。そんなわけはない。また、どこかの金融業者から「借金返せ」みたいなメッセージが入っていた事があった。どんなに記憶をたどっても、そんなところから金を借りた覚えはない。しかし何回もメッセージが入ってるもんだから気持ち悪くなってしまった。何回目かの時に連絡先が入っていたので電話してみたら、全くの間違いであることがわかった。おいおい、人騒がせなやつだ。でも、一番困るのが連絡のメッセージが入っていた時だ。「明日の×××は中止になりましたのでよろしくお願いします。」とあったたりすると、「この連絡は伝わらないんだよな」とまるで、自分が何か悪いことをしてるような気になってしまう。せめて連絡先を入れといてくれれば、こちらから連絡できるんだけど入ってるわけはない。ああ、困ったもんだ。でも何でうちだけこんなに間違いが多いんだろうか。応答メッセージは機械の声じゃなくて僕の肉声なのに・・・。そんなに僕の声ってありふれてるんだろうか?それとも声をよく確認しない慌て者が多いんだろうか?そういえば僕の知り合いで間違い電話をよくかける女性がいる。これは彼女が自分の実家へ電話した時の話しだ。電話をすると母親が出たので近況を語り合っていたという。30分くらい話したところで少し話しが食い違ってきたんで不安になって名前を尋ねて見たらまったくの他人だったというのだ。偶然、相手にも同じ年頃の娘がいたらしく向こうも娘だと思っていたらしい。お互いに「どうも失礼しました。」といって電話を切ったらしいが、なんともお間抜けな話しだ。近い将来、TV電話が普及したら間違い電話ってどうなるんだろうか。顔が見えてしまったら、さぞかし恥ずかしいだろうな。そうなれば少しは慌て者は減って間違い電話も減るんじゃないかと期待している。