12月9日に生まれて 僕の誕生日は12月9日である。12月9日というのは、とくに何の日ということではなく、せいぜい我がジャイアンツの4番落合と誕生日が同じであることが少し嬉しいくらいである。また世間一般の会社の冬のボーナス日の前日でもある。しかし前日の12月8日は歴史上様々なことが起こった日である。例えば日本が真珠湾を奇襲攻撃し太平洋戦争がはじまった日である。さらにジョン・レノンが殺されたのも12月8日であった。たしか力道山が死んだのも同じ日だったと記憶している。付け加えればジム・モリソンの誕生日でもある。さらにどうでもいいことだが中学の頃好きだった女の子の誕生日でもあった。とくに1980年の事は鮮烈に覚えている。ジョン・レノンが殺されたのは米国時間の12月8日である。ということは日本時間でいえば12月9日なわけで、つまり僕にとって15回目の誕生日だったからだ。まだ誕生日がうれしかった15歳の少年は、ワイドショー、ニュースで繰り返し報じられるジョンの死によって暗い一日となってしまった。どうも12月9日という日は間が悪い感じがして、あと1日早く生まれていればよかったのになあと思うことがある。そうするとあのジム・モリソンと誕生日が同じだったわけで、大変惜しいことをしたような気になってしまう。8日も9日もたいしてかわらないじゃないかと思われるかもしれないが、8は末広がりで縁起がいいのに9はなんとなく縁起が悪そうではないか。それになんとなく中途半端な数字だと思うのは僕だけだろうか。もし12月8日生まれだったら、それが縁で中学の頃の初恋もうまくいったのではないだろうかなどと考えるのは考え過ぎかもしれないが、意外と人生そんなものなのかも知れない。