燃える男 先日、部屋の片付けをしていて、久しぶりに小学校の卒業アルバムを見つけた。もう20年以上も前のうす汚れたアルバムをめくっていると、クラス全員の寄せ書きのページが出てきた。そこには「友情」、「未来」、「夢」といった子供らしい言葉が書き連ねてあった。クラスの中であまり勉強ができなくて馬鹿にされていた同級生も「信頼」という良い言葉を書いていた。その中に僕の書いた言葉だけが、何故か少しだけ、みんなと違っていた。僕の名前の隣に書かれている言葉は、「燃える男」なのである。「何のこっちゃ?」と、首を傾げられる方もいるかも知れないので、説明しておこう。「燃える男」とは、あの巨人軍監督の長嶋茂男氏の代名詞である。なんで、卒業アルバムの寄せ書きにそんな言葉を書いたのか覚えてはいないが、たぶん、長嶋さんが好きだったからだろう。別に深い意味なんてないのである。僕がプロ野球に興味を持ったのは、昭和49年からである。野球に詳しい人なら覚えていると思うが、長嶋さんが引退した年である。V9を続けていた巨人が、ついに与那嶺監督率いる中日に敗れた年でもある。その翌年から、長嶋さんは巨人の監督として新たなる道を歩き始めるのである。その頃から僕は熱烈な巨人ファンになっていった。特に太陽のように明るい長嶋さんと、世界のホームラン王の王さんは特別な存在であった。(もちろん現在でも、この二人だけは別格である)だから、卒業アルバム用に寄せ書きをするときに、長嶋さんの代名詞であった「燃える男」を選んだのだろう。別に「ミスター」でもよかっただろうし、王さんならば「一本足」と書いていた可能性もあったかもしれない。西暦2000年のジャイアンツは、工藤、江藤というFA選手を獲得した。さらにメイ、河本を獲得し、高橋という新人投手も入ってきた。そして長嶋監督は自身の永久欠番である背番号3をつけることを決意した。おそらく今季が長嶋監督の最後のシーズンではないかと言われている。これは、もう、何が何でも優勝しなければいけないのである。工藤が「優勝するためならば、この1年でぶっ壊れてもかまわない」と発言しているらしいが、他の選手も同じような気持ちでプレーして欲しい。何としても長嶋監督を胴上げして欲しい。そして、あの太陽のような長嶋さんの笑顔をたくさん見せて欲しい。頑張れジャイアンツ!