オペラ座の夜/クイーン


  1. デス・オン・トゥー・レッグス(Death On Two Legs)
  2. うつろな日曜日(Lazing On A Sunday Afternoon)
  3. アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー(I'm In Love With My Cart)
  4. マイ・ベスト・フレンド(Uou're My Best Friend)
  5. ’39('39)
  6. スウィート・レイディ(Sweet Lady)
  7. シーサイド・ランデヴー(Seaside Rendezvous)
  8. 予言者の歌(The Prophet's Song)
  9. ラヴ・オブ・マイ・ライフ(Love Of My Life)
  10. グッド・カンパニー(Good Company)
  11. ボヘミアン・ラプソディー(Bohemian Rhapsody)
  12. ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(God Save The Queen)

1975年に発表されたクィーンの4作目である。 下世話なポップ性に富んだ構成力のある曲作りとメタリックなギターを 主体にしたハードなロックサウンドが融合した作品。 前者はフレディの後者はメイの個性が発揮されたものである。 とにかくこのアルバムは聴いていて楽しいのである。 思わず踊りだしたくなるようなポップな曲があるかと思えば、非常に美しい 泣かせる曲もあるし、狂暴でハードな曲もある。 そんなバラエティにあふれていながらアルバム全体のバランスも素晴らしいのだ。 特に「ボヘミアン・ラプソディ」は名曲である。 オペラ的手法を用いて、とてもスケールの大きなロックサウンドが完成されている。 この曲を初めて聞いた時の感動はいまも忘れない思い出となっている。 高校生の頃、毎日繰り返しこの曲を聴いて過ごしていた日々が甦ってくる。 クイーン美学の最高傑作がこのアルバムであると思う。


●クィーンについて


1971年にヴォーカルのフレディ・マーキュリー、ギターのブライアン・メイ、 ベースのジョン・ディーコン、ドラムのロジャー・テイラーで結成された。 73年に「戦慄の王女」でデビューしたが、それまでのハードロックと大きく違った スタイルであった。それは普通ならシャウトするところでコーラスの美しいハーモニー を聴かせるといった点や非常に美しくポップなメロディラインであった。 75年に発表した「キラークイーン」や「オペラ座の夜」で華麗なクイーンサウンド を確立し、80年の「ザ・ゲーム」ではファンキーなサウンドを聞かせ全米No.1 に輝いた。 その後フレディ・マーキュリーがエイズで死亡し解散してしまった。


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