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スリーコード進行

コード進行による作曲は、ポピュラーミュージックなどの作曲方法としては一般的な手法です。 コード進行を覚えてしまうと、ある程度の作曲は簡単にできるようになります。ここでは、 コード進行の基本的なものから解説していきます。


●スリーコード進行とは

スリーコード進行とは3つのコードだけで曲が進行していくもっとも単純で基本的なコード進行です。

3 Chord Diagram

メジャー・キーの場合、キーの音とキーの音から数えて4度と5度をルートとするコードがスリーコードになります。 例えばCメジャー・キーの場合、C、F、Gのコードがスリーコードになります。 このときのCを”トニックコード”、Fを”サブドミナント”、Gを”ドミナント”といい、 またそれぞれを”I”、”IV”、”V”という記号で表します。

●コードの役割

1)トニック コード
スリーコードのひとつひとつコードにはそれぞれ役割があります。その中で一番重要なのが、トニックコードです。 そのキーのコードのなかでもっとも安定した音を持つコードでこのコードがその曲のキーを決定します。 トニックコードにCコードを使えばその曲のキーはCメジャーということになります。

2)ドミナント コード
ドミナントコードはスリーコード進行を構成する上で、トニックコードに次いで重要なコードで、 トニックコードへ進行しようとする響きを持つコードです。このコードは7(セブンス)コードで使われることもあります。 Cメジャーキーの場合、GまたはG7のコードにあたります。

3)サブドミナント コード
スリーコード進行を構成するコードの中で、トニックとドミナントの構成に変化をつける役割をします。 トニックやドミナントほど曲の進行に対する主導力はありません。 Cメジャーキーの場合、Fのコードにあたります。


●スリーコード進行パターン

スリーコード進行で使われるコードは3つしかないわけですから、進行パターンもおのずと限られます。 スリーコード進行の一般的な規則は次のようになります。

1)トニック、サブドミナントからは残りのコードどちらへでも進行できる。
2)ドミナントからはサブドミナントへは一般的には進行しない。

上の規則からコードの連結(ケーデンス)はつぎの3通りになります。
T−D−T
T−SD−D−T
T−SD−T
(T=トニック、SD=サブドミナント、D=ドミナント)
また、ドミナントからサブドミナントへの進行を許せば、
T−D−SD−T
のような進行もありえます。
何はともあれ、実際に聞いてみてください。(以下の例は3つともキーはCメジャーです。)

TDT

TSdDT

TSdT

つぎの例は2番目の”T−SD−D−T”にベースとドラムの伴奏と、適当にメロディをつけたものです。
スリーコード進行のT−SD−D−Tになっているのが聞き取れたでしょうか。


●マイナーキーのスリーコード

上記の例はすべてCメジャーキーでしたが、マイナーキーのスリーコード進行ももちろん存在します。 マイナーキーのスリーコードもメジャーキーのスリーコードと基本的に同じですがトニックコードとサブドミナントコードがマイナーコードになります。

Minor TSdDT

この例はAマイナーをキーとするスリーコード進行(T−SD−D−T)です。 AマイナーをキーとするとトニックコードはAm、サブドミナントはAから数えて4度の音をルートとするマイナーコードすなわちDm、 ドミナントはAから数えて5度の音をルートとするメジャーコードすなわちEになります。 ドミナントコードはセブンスを使うこともよくあります。


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