特集2: 「どこでもドア」はすでにできている?
「どこでもドア」はすでに開発されていると言ったら驚きますか?
例えば電話. 声だけだったら電話機のあるところいつでもどこでも行けます. 携帯電話があればそれこそ今やいつでもどこでもの世界です. そしてインターネット. 今まで手紙にして送らないといけなかったものが,e-mailとしてどこにでも一瞬のうちに送れてしまう. 書類だってプリントアウトした物を郵送だってできるけど,ファイルのままメールで送って,受け取った側でプリントアウトすれば同じ物がいつでもどこでも手に入る.
要は,実物を電子化し,電送して,受け取り側で実物に戻してやれば「どこでもドア」はできてしまいます.
では人間を送るにはどうすればいいのか. 人間のDNAに含まれている情報は800MBほどだそうです. つまりCD-ROM一枚ちょっと. これなら1,2年後には一般的に送れそうな情報量だ. だとすれば,DNA情報から実物を再生する方法があれば「どこでもドア」は完成だ. これってジェラシックパークで出てきたネタ? マンモスの再生もまじめに取り組んでいる人がいるようですし,2,3年後にはほんとにできてしまうかもしれませんね.

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