サウンドについて

最終更新日:2003.2.9

 サウンドについて,作者なりにまとめてみました。まだ、完全にまとめられていませんが、参考にして下さい。

・サウンドのソースについて
 現在,サウンドのソースとしては2CHのステレオ音声とDVD等に使われているドルビーサラウンド(5.1CH)に大きく分けられます。 通常は,2CHのステレオ音声です。DVDやゲームなどでは,5.1CHのサウンドがあります。5.1CHのサウンドにすると映画館のような迫力あるサウンドを実現できます。

・5.1CHについて
 5.1CHは,ソースとしてフロントの左右と中央,リアの左右の計5CHに低音専用(120Hz以下の音域)のスーパーウーハーを0.1とカウントして5.1CHと呼んでいます。 6CHという表現もありますが、同じ物です。 なお,スーパーウーハーの設置場所は特に決まっていません。理由は,人間の耳は低音の指向性が鈍いためです。通常は,前方中央に置きます。

・5.1CHの再生について
 2CHや4CHは,対応した音源ボードがあれば再生できます。しかし,5.1CHは専用の機器が必要となります。 まず,音源として5.1CHが必要です。外国映画のDVDソフトなどは対応している物が多いです。 さらに,音源ボードが5.1CHの出力(ディジタル出力端子であるS/PDIF端子が必要、下記参照)を備えており,かつ,5.1CHの専用のデコーダが別途必要となります。 これは,5.1CHの情報量が多く,専用のハードにてデコードする必要があるからです。CPUの処理能力が年々向上しているので、将来のOSには、S/Wのデコーダが搭載されると聞いています。
 以上のことから、5.1CHの再生環境にはある程度お金がかかることになりますが、その効果は絶大で一度体験されることはお勧めします。

・S/PDIF端子
 音声信号をデジタル形式で入出力するためのI/F規格です。ソニーとフィリップスが共同開発したため頭文字を取ってこのような名称になっています。(Sony/Philips Digital Interface) 端子には,大きく分けて二種類有り,コアキシャルと呼びれる75Ωの同軸ケーブルは、PC系デバイスに多いようです。また、オプティカルと呼びれる光ファイバーを接続するタイプは、家電系オーディオはほとんどこのタイプのようです。 オプティカルは,複数のコネクタが規定されているが,変換ケーブルで簡単に接続できます。しかし,オプティカルとコアキシャルは直接接続できず変換器が必要となります。
 信号が、ディジタルなので転送による劣化はありません。また、ステレオ、5.1CH等の多チャンネルを取り扱えます。5.1CHでは、この端子が必須となります。

 サウンドのフォーマットについて以下にまとめました。

名称 特徴 拡張子
WAVE Windowsが標準でサポートしている無圧縮の方式で、変換は、PCM方式である。 .wav
MP3 MPEG-1 Audio Layer 3の略称で、人間が感じにくい周波数をカットすることにより圧縮する方式で、音楽の圧縮形式として有名である。 .mp3
RAM RealAudio形式のサウンドファイルである。サーバー配信のストリーミング機能(ダウンロードしながら再生できる)がありかつファイルサイズが小さいことが特徴で、インターネットのストリーミング配信に良く使用されている。 なお、再生にはリアルオーディオプレイヤーが必要である。 .raまたは.ram
AIFF Audio Interchenge File Formatの略で、Apple社が制定したサウンドファイルの形式である。WindowsでもWindows Media PlayerかQuickTimeがインストールされていれば再生できる。 .aifまたは.aiff
MIDI 本来は、シンセサイザ等とコンピュータを接続するための規格である。実際のサウンドデータではなく、音色や音程などの情報を扱う方式である。 .mid
 

 以下にサウンド関連の用語を示します。

・ドルビーデジタル
 デジタルに変換して6種類の音を同時に記録したものです。つまり右前、中前、左前、右後、左後、低音の6つの音が別々に記録してあって、それぞれのスピーカーで独立して再生します。使えるのはDVDなど、音声がデジタルで記録してあるメディアだけです。

・DTS
 デジタル・シアター・システムズ社が開発したデジタル・サラウンド・フォーマット(音声圧縮技術)の名称です。ドルビーデジタルよりも低い圧縮率を採用しており、クリアで厚みのある音質の5.1chサウンドが再生できると言われています。

・ドルビープロロジック
 ドルビーサラウンドフォーマットで記録された2chステレオ信号を、元の4ch信号に分離・復元するためのデコーダーの名称です。方向性強調回路をもちいて各チャンネルの音の定位を改善しています。  ドルビーデジタルとの違いは、ドルビーデジタルが6種類の音を同時に記録しているのに対し、2chステレオ信号のみ記録している点です。そのため、臨場感では劣るようです。

・ドルビープロロジックII
 まだ、新しい規格で2chステレオ方式やドルビーサラウンドォーマットで録音された音声を擬似的に5.1chで再生する方式です。映画用のMOVIEモードと音楽用のMUSICモードが選択できます。

・CCCD
 コピーコントロールCDの略で、リッピング(コピー)防止を施した物です。インターネットでの違法ファイル交換の対策として導入された物です。 なお、リッピング防止を施していますが、ドライブによっては出来の悪いCDと判断されるだけでリッピング可能なようです。
 

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