CPUの種類と選定について

最終更新日:2003.6.16

 CPUの種類と選定について,作者の経験から以下に述べます。

現在CPUは,大きくは,IntelとAMDの二強となっています。現状の主なCPUの種類を以下に示します。

メーカ タイプ CPU名称 コア名称 コア電圧 ソケットタイプ キャッシュ(一次/二次) FSB(周波数) 動作周波数 備考
Intel 普及版 PentiumIV Northwood 0.13μm銅配線 ? Socket478 12Kμop+8KB/512KB 800(200x4) 3.0GHz〜2.4C GHz Hyper Threadingテクノロジを搭載
Intel 普及版 PentiumIV Northwood 0.13μm銅配線 1.525V,1.5V Socket478 12Kμop+8KB/512KB 533(133x4) 3.06GHz〜2.26GHz 3GHzよりHyper Threadingテクノロジを搭載
Intel 普及版 PentiumIV Northwood 0.13μm銅配線 1.525V,1.5V Socket478 12Kμop+8KB/512KB 400(100x4) 2.6GHz〜1.6GHz Northwoodコアは,Socket478のみ
Intel 普及版 PentiumIV Willamette 0.18μmアルミ配線 1.70V,1.75V Socket423/478 12Kμop+8KB/256KB 400 2.0GHz〜1.3GHz(1.3GHz,1.4GHzはSocket423のみ) Willametteコアは,Socket423とSocket478があり
Intel 低価格版 Celeron 未確認 未確認 Socket478 12Kμop+8KB/128KB 400 2.2HGz〜1.7GHz PentiumIVの廉価版タイプ
Intel 普及版 PentiumV-S Tualatin 0.13μm 1.45V Socket370 32KB/512KB 133 1.40GHz〜1.13GHz -
Intel 普及版 PentiumV Tualatin 0.13μm 1.475V Socket370 32KB/256KB 133 1.2GHz〜1GHz -
Intel 普及版 PentiumV Coppermine 0.18μm 1.75V Socket370 32KB/256KB 133 1GHz -
Intel 低価格版 Celeron Tualatin 0.13μm 1.475V
1.3GHz:1.5V
未確認 32KB/256KB 100 1.4GHz〜900MHz PentiumVの廉価版タイプ
Intel 低価格版 Celeron Coppermine 0.18μm 1.75V Socket370 32KB/128KB 66/100 1.1GHz〜850MHz PentiumVの廉価版タイプ
AMD 普及版 AthlonXP Barton 0.13μm ?V SocketA 128KB/512KB 400 3200+(2.2GHz) -
AMD 普及版 AthlonXP Barton 0.13μm ?V SocketA 128KB/512KB 333 3000+(2.17GHz)〜2500+(1.87GHz) -
AMD 普及版 AthlonXP Thoroughbred 0.13μm ?V SocketA 128KB/256KB 333 2800+(2.25GHz)〜2600+(2.08GHz) -
AMD 普及版 AthlonXP Thoroughbred 0.13μm ?V SocketA 128KB/256KB 266 2600+(2.13GHz)〜1700+(1.47GHz) -
AMD 普及版 AthlonXP Palomino 0.18μm 1.75V SocketA 128KB/256KB 266 2100+(1.73GHz)〜1500+(1.333GHz) -
AMD 普及版 Athlon Thunderbird 1.75V SocketA 128KB/256KB 266/200 1.4GHz〜1.0GHz -
AMD 低価格版 Duron Morgan 1.75V SocketA 128KB/64KB 200 1.3GHz〜1.0GHz -
AMD 低価格版 Duron Spitfire 1.6V SocketA 128KB/64KB 200 950MHz〜750MHz -

・Intel系CPUについて
 Intel系では,今後マザーボードを購入するのであればPentiumVタイプは止めた方が良いと思います。 クロックは既に限界に来ており今後ほとんど向上しないと思われます。
 PentiumIVは,ソケットタイプが二種類ありますが,2GHz以降(Northwood)はSocket478のみですので,Socket423は止めた方が良いと思います。ただし、変換のゲタがあるようです。 またPentiumIVは,従来と違い専用の電源が必要となります。注意が必要です。  なお、3GHzよりHyper Threadingテクノロジを搭載しています。まだかなり高額ですが、今後注目していきたいです。

・AMD系CPUについて
 AMD系は,AthlonとDuronとなります。キャッシュ容量,FSBが異なるだけと思われます。価格と性能で選択する事になります。
 Athlon XP等は,モデルナンバーと言われる性能指数が採用されクロック周波数が分かり難くなりました。 この数値は,CPUの性能をあらわす指標でNorthwoodコアのPentium4の動作クロックをターゲットにしているらしいが,AMDは明言を避けているようだ。 ユーザとしては,単純にこの数値程度の性能があると判断すると間違いないと思われます。 なお,SocketAパッケージは,表面のL1と書かれた8つの点をそれぞれ鉛筆(Bが良いと言われています。)もしくは専用のペンであるコンダクティブペンなどで接続すると(4ヶ所),対応しているマザーボードでCPUの倍率設定ができます。
 来年初め辺りにAMDの新CPUが出るので、一部のユーザは既に買い控えに入っているようです。これから買うのなら新しいCPUが出るまで待ったほうが良いと思います。

・CPUの発熱による熱破壊に対策について
 CPUの発熱による熱破壊に対し,Pentium4は温度を監視し異常(ある一定温度以上)があればスロットリング(自動的にクロックダウン)し 温度上昇が止まらなければクロックストップし温度が下がれば再度動作するが,それでも温度上昇が止まらない時は完全停止(電源遮断)を行えるようである。
 それに対し,Celeron,AthlonXP,Duron等は,単に内部にサーマルダイオード(温度測定素子)しか持っておらずCPUクーラーのファンが停止した時などは, CPUの熱破壊の可能性があるので注意が必要である。ソフトにてファンスピードや温度を監視することをお勧めします。

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